森見會、春の野外活動

森見會春の野外活動は、遠出せず都内をお散歩。

まずは「生誕100年岡本太郎展」。すごかったー。音声ガイドからは「向かってくるものすべてと対決する」、「芸術で日本をひっくり返す」、「芸術は作家と鑑賞者の果たし合い」、「危険な方を選べ」、「単細胞生物に戻れ」などなど強烈な言葉ばかりが流れてくる。私のような者はできるなら人には好かれたいし、椅子だってゴツゴツした拒否される椅子じゃなくて心地よい椅子に座りたいけれど、その強烈なエネルギーに訳も分からないけど奮い立ってしまった。一つ一つの作品のどれが好きあれが好きとかいうんでなく、ぜんぶひっくるめて「岡本太郎」が凄い。「なんだこれは!」だ。テレビによく出演していたころ、「あなたの本職は何なんですか?」と聞かれて、「なんでもない。しいて言うならば人間、モーレツに人間だ」と答えたそう。モーレツに人間。むん!

絶好のお散歩日和。神保町まで歩いて古本屋さんをちらちらのぞきながら散歩。落語に関する古い本があって買おうかと思ったけど、もう少しライトなものでお勉強してから手を出してみようと踏みとどまる。
お昼ご飯は「さぼうる」にてナポリタンを食べた。さきほどひいた「太郎の言葉くじ」とともに写真を。このくじ、数十種類はあると思うのだけど、ドングリさんと偶然同じくじを引いてビックリでした!そして、なかなか減らないナポリタンと対決し、美味しく勝利!

楽譜専門の古本屋さんに寄りつつ、「喫茶去」へ移動。1階が満席だったため、運良く2階の畳の間に案内される。落ち着きすぎるー。
注文した品が到着したら、ゴロンと寝転がって読書。これは絶好の読書空間。この読書はちょっと特別な読書で、読後、作者に直接感想を述べるというもの。
やり切っておめでとう!

最後は御茶ノ水に移動し、ウクレレめぐりして解散。いいお天気に恵まれ、楽しい野外活動だった。次回の野外活動も楽しみにしていよう。ウクレレぽちぽち練習しよう。成り行きでもいいじゃないか!

そうそう。帰宅後に岡本太郎展の図録をぺらぺらと眺めていたら、森見さんのお名前を発見!川崎の岡本太郎美術館館長のお言葉の中で、森見さんの「太陽の塔」が日本ファンタジーノベル大賞を受けたことに触れ、「太陽の塔」の「もう一度、もう二度、もう三度。太陽のもとへ立ち帰りたまえ。そして膝を屈して『なんじゃこりゃあ!』と叫ぶべし」という文を引用されてました。本日の森見會、今ここでいい具合にオチ。ストン!

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