喜多八師匠!

ほん近場の船橋、しかも定員50名ほどの小さな会場で喜多八師匠の落語が聞けるとな!それはぜひとも行かねば!と、喜び勇んで行ってまいりました、船橋東西寄席。

今回は私、とあるミッションを秘めておりました。数ヶ月前にムギさんと喜多八師匠のことを話しながら歩いていた。「喜多八師匠って自転車が趣味なんだって(あんなけだるい感じだけど)」などと話しながらとある雑貨屋さんに入ったら、ブリキで出来た可愛いミニチュア自転車があって、あまりのタイミングの良さに盛り上がってしまって購入したんですよね、喜多八師匠にプレゼントしようと。とても勝手な話しだけど、喜多八師匠にはなんだかそんな友達感覚を抱いてしまう。

で、今日はムギさんは一緒に行かれなかったので、私はプレゼントを胸にひとり鼻息荒く乗り込んだわけです。会場に着いて受付。会場のオーナーさんに「あの、喜多八師匠にプレゼントを持ってきてるんですけど、お渡しする機会はあるでしょうか?」と尋ねてみたら、「あ、今、奥にいらっしゃるからどうぞ行ってみて〜」とすごく気軽に。わおー、いいいのだろうか?!ドキドキ!!

奥の部屋の前で「あの、失礼してよろしいでしょうか?」と声をかけた。「どうぞー」との返事にカーテンを開けてみたら…、いらっしゃいました、喜多八師匠!Tシャツにパンツ○丁姿でくつろいでいらっしゃいました。きゃあ。「喜多八師匠のファンでして、大したものではないんですがプレゼントです!」と、なるべく視線を下に下ろさないよう注意しつつミニチュア自転車をお渡したら、師匠、とても喜んでくださった。「すみませんねぇ、こんな格好で」「いえ、こちらこそすみません!少々刺激的ですけど大丈夫です!」と始まって、ミニチュア自転車を買ったいきさつなどをお話させてもらった。部屋にいらしたるぱんさんが「せっかくだから写真撮っていただいては?師匠、パンツ○丁ですけど」とナイスな振りをしてくださり、ツーショット写真も撮っていただいた。下半身はテーブルで隠れていたのでセーフだった。

しかし、まさかこんな展開になるなんて…!喜多八師匠、とても気さくに対応してくださって、ミニチュア自転車もとても喜んでくださって嬉しかったなあ!ますますファンになりました。

興奮おさまらぬまま開演。開口一番、るぱんさん。ネタは「へっつい幽霊」。素人さんだなんて信じられない!おもしろかったー。上方落語でワクワクした。

喜多八師匠の一席目は「短命」。勘の悪い八五郎にご隠居さんがイライラしながら短命の理由を伝えようとするくだりは、表情、身振り手振りだけで、サイレント映画のようだった。すごくおもしろかった!また聞きたい!

二席目は「鈴が森」。泥棒の親分とまぬけな子分のやりとりに大笑い。喜多八師匠のまぬけな子分、愛嬌たっぷりでいいなあ。いつまでも見ていたくなる。

最後は「盃の殿様」。殿様が「うむ、ベストコンディションである」と言ったり、現代用語がちょこちょこ入っておもしろかった。盃を持った足軽が九州から江戸を目指すくだりの長ーい道中付けでは歓声と拍手が巻き起こった。

帰りにミスドでシューフロッケンレモンヨーグルトを食べながら、ムギさんに報告メールを。ツーショット写真もばっちり付けて文章を入力していたら、もうニヤけが止まらない止められない。はあー、楽しい楽しい1日だった。

「船橋東西寄席」
河内家るぱん 「へっつい幽霊」
柳家喜多八 「短命」
柳家喜多八 「鈴が森」
柳家喜多八 「盃の殿様」

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