ひとり海苔問題

巣鴨のstudio FOUR、観客約80名のなかで志の輔師匠の高座を初めて拝見。しかも一番前でかぶりつき状態!贅沢でした!

一席目は「異議なし!」。おもしろーーーい!!マンション「中板橋ヒルズ」の住人代表4人のおっちゃんが防犯カメラを設置すべく集会を開く。六本木ヒルズに社を構えるメーカーの関口さんにお越しいただいて防犯カメラの説明を聞くが、結構なお値段を聞いた途端、なんとなく買わない方向で話し合い始めるおっちゃんたち。次々に飛び出す意見がバカバカしいやら可愛らしいやらずる賢いやらで可笑しかったー。で、結局まったく意見まとまらずっていう。愛すべきおっちゃんたち。あっという間にサゲになっちゃって、「あー、もっとおっちゃんたちの話し聞きたいなー」と思ったくらい。そうそう、時間がえらい早く過ぎていてビックリしたんだった。それだけ夢中になっていたということだなあ。

二席目は「柳田格之進」。もう番頭さんのことがいまいましくて、いまいましくて…!何度か「このアホー!」と言いに行きそうになった(笑)。最後には嫉妬からきた行動だと分かったけれど、それでもお絹ちゃんのことを思うといまいましい…!と、いまいましさが止まらないほどに夢中になりました。

今回一番前の座椅子に座っていたのだけど、足元に「海苔」というデカめの文字が入ったレジ袋を置いていたんです。志の輔師匠がたまにそのレジ袋をじーっと見ているような気がして、「あ、どうしよ…この『海苔』って文字が目障りなのかも…」と気になったんです。で、仲入りのときに『海苔』って文字が入っていないほうを前に向けてみたけれど、仲入り後もやっぱりそのレジ袋をたまにじーっと見てらっしゃるようで、「あ、『海苔』って文字がなくなったら、それはそれで気になるかも?」と思ったところで、「私は一人で何をやってんの?あほちゃう?」と思った。

志の輔師匠の落語会のチケットが取れにくいってのがよく分かった。マクラを含めて、聴いたなあ、見たなあって実感がずっしり。落語会もほんといろいろだなあ。おもーいのからかるーいのまで。いろいろあってほんと楽しいなあ。10月は落語はこれで最後。11月はどこに繰り出そう?うきうき。

「巣鴨四丁目落語会」studio FOUR
立川志の太郎 「子ほめ」
立川志の輔 「異議なし!」
松永鉄九郎 長唄三味線
立川志の輔 「柳田格之進」

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