なむなむ!

「夜は短し歩けよ乙女」を読みました。

夜は短し歩けよ乙女
夜は短し歩けよ乙女

posted with amazlet on 07.07.30
森見 登美彦
角川書店 (2006/11/29)
売り上げランキング: 342

楽しかった!なんちゅうかわいらしいお話ですか!飲み屋さんで樋口氏が樋口式飛行術を披露したところで、この本に対する私のロマンチック・エンジンもギュンと加速。「うはは。浮いた浮いた!そんなところなのね、ここは。了解了解!」
まず文章がいちいちおもしろいので、電車内だというのにこらえきれずフフッと笑ってしまうこともしばしば。登場人物も「なんじゃい!?」な人ばっかりだし、人は浮くし、古本市の神様はおるし、鯉は空から降ってくるし、風邪の嵐は吹き荒れるし。
「はー、おもしろ!」とすごく楽しんでいた私なのに、途中、パンツ総番長がパンツ総番長と呼ばれるに至った所以のとこでまともに引きかけて、危うくこの世界からドロップアウトしそうに。でも、パンツに関してはなるべく細かく想像をふくらませないようにがんばり、なんとか軌道修正に成功。
そんな危機がありながらも楽しく読み終えました。愉快痛快!不思議世界堪能!でも、最後は案外ストレートで逆にキュンとしてしまいました。楽しくてかわいらしいお話に出会えて感謝。なむなむ!
この本を読んで、秋に糺の森へ行くのがとても楽しみになってしまったー。

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