やっぱり手水廻し


※せんばい寄席とは何の関係もないけれど、皇居外苑からスカイツリーが見えたよの写真

田町にてせんばい寄席。雲助師匠の高座を初めて拝見!そして、百栄さんの手水廻しが聞けたー。方正さん以外の手水廻しを聞いたのは初めて。

百栄さん、トロり〜と歩いてきてドッコイせ〜と高座に上がって「こんにちは〜」と言うだけでフフフッと笑ってしまった。和んでしまうなあ。マクラでの、自分を含め、店の人も誰一人として噛まずに言えなかった回転寿司メニュー「おかキャビア」の話しは笑った。確かに言いにくい。でも、きゃりーぱみゅぱみゅよりは言える。きゃりーぱみゅぱみゅは一度もちゃんと言えたことがない。ネタは手水廻しでした。やっほう、手水廻し!「ちょうずとは長い頭」と和尚さんに言われて、「なるほどね!」と納得するのがどうにもツボ。手水廻しはもう何回も聞いてるので話しの展開はすっかり分かっているのに、このくだりで「なんでそうなるの?」と涙ちょちょ切れるほどに笑ってしまう。そこからの展開もくだらなくて好き。百栄さんの手水廻しもおもしろかった!自然にハマる感じで。(褒めてます)

雲助師匠。ネタは文七元結。雲助師匠の落語はとっても心地が良い。自然と光景が浮かんできて、すっかり聞き入ってしまいました。最後はほろりときたなあ。しかし、左官屋長兵衛さんは、せっかくお金が戻ってくるというのに「一度手放したお金はどんな理由であれ受け取れねえ」と言う。そういう、やせ我慢的江戸っ子精神を、かっこいいと思うまでに私はまだ至ってないなあ。江戸検の勉強が役立って、出てくる場所の名前や位置関係が分かるのが厶フフだった。

帰りは紫文師匠の都々逸「火付け盗賊改方の長谷川平蔵がいつものように両国橋のたもとを歩いておりますと・・・」が頭をぐるぐる。

「せんばい寄席」専売ホール
春風亭一力 「子ほめ」
三遊亭粋歌 「二人の秘密」(踊りも!)
春風亭百栄 「手水廻し」
柳家紫文  三味線漫談
五街道雲助 「文七元結」

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