方正さん独演会

月亭方正さんの初めての独演会に行ってきました。

権助提灯。方正さん、権助(方正さんは市兵衛でやっていた)ハマるー。悪気はないけど一言多い、いらんこと言いの権助。でも、方正さんの権助はなんか愛らしくて憎めないから、わだかまりなくアハハと笑える。兼好さんに稽古をつけてもらったんだそう。

宮戸川。半ちゃんを追いかけてくるお花ちゃんの斜め走りが怖すぎて怖すぎて爆笑。こういうのは方正さんならではだと思う。雷ゴロゴロでお花ちゃんと身を寄せ合ったら、小さい頃、焼き芋屋さんの前で「大きくなったら結婚しようね」と約束をしていたことを思い出した。その焼き芋屋がなんでも先読みして飲み込んでしまう叔父さんだった。という、このあたりは方正さんのアレンジなんだろか?宮戸川、いつか、なにそのとってつけたような急展開!という後半も通して聞いてみたいな。

最後は大ネタ、鼠穴!すごくやりたかったネタだということで、熱演でした。後半の展開は、それが夢だと分かっていてもウギギギギィ…!となってしまった。すっかり聞き入ったなあ。方正さん、すごい~。

帰り道、鼠穴のサゲ「夢は土蔵の疲れ」について、「土蔵と五臓をかけたダジャレやねんで」と教えてあげた。聞かれてもないのに得意気に。

権助に大笑いして、半七お花の純愛にキュンとして、最後は兄弟の思いやりにホロリ。バランスよく楽しませていただきました。とてもおもしろかったー。これからも方正さんならではの落語に期待!

「月亭方正 ひとり会」 神保町花月
権助提灯
宮戸川
鼠穴

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