落語フェス

「渋谷に福来るSPECIAL〜落語フェスティバル的な〜」と銘打たれ、3日間に渡って開催された落語イベント。

わお、落語フェス!通し券とかあるのかな?!テント張って泊まり込み?!落語にちなんだ屋台が出たりも?!とかいろいろ妄想が広がっていたのだけれど、席はすべて指定席だし、屋台も出ていなかったし、お祭り的要素はなかった…。それでも、豪華な演者さんを一気にたくさん見られるのはとても贅沢だった!皆さんそれぞれにそれぞれの面白さがある。まだ聞いたことがなかったネタもたくさん聞けて嬉しかった。

土曜日に2公演、日曜日に1公演、合計12人の落語家さんを拝聴。ちょっとずつだけ感想を。

「大吟醸/三人会」
市也くん「牛ほめ」。さわやか、かわいい。ここは市也くんと呼ばせていただきたい。
雲助師匠「お見立て」。喜瀬川さん、そりゃあんまりだよ〜と思いつつも、田舎者杢兵衛さんの見事なる騙されっぷりに笑ってしまった!
さん喬師匠「そば清」。表情や仕草が丁寧で細やか。とても心地よく聞かせていただいた。さん喬さんの微笑み顔が好き。
権太楼師匠「お化け長屋」。高座に上がられて話し出すと会場がパーッと明るくなった。パワフルだなあ、権太楼師匠!怪談を聞かされて怖い怖いと泣き叫びながらも「それで?」と続きを聞こうとするくだりで大爆笑!

「三K辰文舎+/王道編」
一之輔さん「鈴ケ森」。テンポよくトントントンと笑いをかっさらっていった。さすが!鈴本の真打披露公演チケットをご本人より購入。楽しみだな〜。
扇辰師匠「片棒」。三男出て来ず。声が素敵だから、お囃子も粋で決まってる!
小せんさん「金明竹」。分からないままに適当に説明するおかみさんは結構おもしろがっているよねと思う。
文左衛門さん「寝床」。文左衛門師匠、おもしろすぎます!古典でありながらあんなに自由だなんて!客層も若めだったこともあってか大盛り上がりだった。

「古典ムーヴ/春一番」
辰じんさん「真田小僧」。辰じんさん上手い!二つ目もすぐそこ?!
三三さん「明烏」。さすが三三さん。しっかり満足。太助のふてくされようがおもしろかったー。
白酒さん「花見の仇討」。白酒さんを見るだけで和んでしまう。巡礼兄弟が可愛かった。せーの、勝負!勝負ぅ!
喬太郎さん「おせつ徳三郎」。マクラなしで噺に。後半刀屋からの展開にグイと引き込まれた。気付けば1時間弱の長丁場。すっかり聞き入った。前半の部分だけだと「花見小僧」なんだな。あと、あらすじを調べていると最後材木の上に落ちて助かってるけれど、喬太郎さんのは「桜の花びらがひらひらと舞い落ちるが如く…」といった感じでサゲだった。

「やっぱり落語っておもしろい!」と深く思った2日間でした。そのうち、これまで聞いたネタを勘定してみよう。いくつになるだろう〜。

「大吟醸/三人会」
柳亭市也 「牛ほめ」
五街道雲助 「お見立て」
柳家さん喬 「そば清」
柳家権太楼 「お化け長屋」

「三K辰文舎+/王道編」
春風亭一之輔 「鈴ケ森」
入船亭扇辰 「片棒」
柳家小せん 「金明竹」
橘家文左衛門 「寝床」

「古典ムーヴ/春一番」
入船亭辰じん 「真田小僧」
柳家三三 「明烏」
桃月庵白酒 「花見の仇討」
柳家喬太郎 「お節徳三郎」

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