読書生活。のろのろながらも、なんやかんや読んでおります。森見さんの「太陽の塔」を読み返したり、手塚治虫の「火の鳥」をつまみ読みしたり、yomyomをつまみ読みしたり。
で、後輩とヴィレッジヴァンガードに行ったときに、なんとなく探していた「まんがで読破 人間失格」があったので購入。その晩に読んだ。
ずっしーん。人間恐怖!
絵が不気味ですごくよい。顔がのっぺらぼうの人間がものすごく怖い。ヨシ子さんがのっぺらぼうになるシーンはとくに怖い。でも、なぜか笑ってしまうシーンもあって、ほんとは欲しくないのにお父さんを怒らせてはいけないとおみやげにシシマイが欲しいとお願いした葉蔵くんに、お父さんが意気揚々と買ってきたシシマイを「ほぅら!!」とカパカパして見せるシーンなんかは、絵の効果もあって哀しくなりつつも笑ってしまった。
最後の「廃人」「いまの自分には幸福も不幸もありません」「ただいっさいは過ぎて行きます」のページが頭にこびり付いて「ふぇぇ~」となった状態で眠りについた。
翌朝、後輩との待ち合わせ場所に向かう電車の中で、なぜか再び読んでしまう私。で、また「ふぇぇ~」となる。後輩と会えば「ふぇぇ~」もすっかり忘れてワーッと遊んでいたのだが、ふとカバンの中に「人間失格」の背表紙を見つけ、ほんのり「ふぇぇ~」となったりして。
このままだとなぜか毎日読んでしまって「ふぇぇ~」となるのかしら?!とぷるぷる怯えていたところに(ちょっと大げさに書いてますけど)、タイミングよく友人よりお助けメール! 「『東京バンドワゴン』は読みましたか?心温まりますよ」と。これは「ふぇぇ~」はいったん休憩しましょうね、ということだ!と、早速帰りに本屋に立ち寄り『東京バンドワゴン』を購入したのは言うまでもなく。あと、友達のブログで紹介されていた瀬尾まいこさんの『優しい音楽』も購入なり。
2008年5月6日
ショボ | 2008.05.07 0:03
あれを読めば「ふぇぇ~」から離れること間違いなしです。
久しぶりに「終わらないで!!」と思いながら読みました。
気に入ってくださることを願っております。
ayumit | 2008.05.07 11:42
ほんとにナイスタイミングなメールでしたよ!ありがとう!
さっそく今朝から通勤時に読み始めましたー。
心温まる予感がモリモリです。