母が今年還暦を迎えるので、お祝いも兼ねて6/14,15と家族で四国へ旅してきました。
四国旅行1日目の写真

待ち合わせは高松空港。久しぶりの飛行機だ！と胸躍らせながら羽田へ。羽田空港に到着し高松空港行きの68番ゲートへ向かう。しかし、行けども行けども68番ゲートに辿り着かない。ゲート間がながーい！「やはり飛行機はスケールがでっかいなあ。電車のホームとは訳が違う！」と感心しながらトコトコ歩いていたのだけど、予定搭乗時刻はどんどん迫ってくるわりにいっこうに68番ゲートが見えてこないもんだから、ズンズン早歩きになっていき途中からはもう全力疾走。ぜぇぜぇ言いながら転がり込むように搭乗。ああ、無駄に体力消耗してしまった・・・。
久しぶりに乗った飛行機！離陸のときはちょっと怯えたけれど、あっという間に空の上でもうテンション上がる！「うおー、雲が下にある！そして、上にも薄雲が！」「うひゃー、グーグルアース！」とはしゃいでしまった。空の上から湾沿いの陸地を見ていると端っこからクルクルクルとまるめたくなった。途中富士山がすごく綺麗に見えたんだった。富士山飛び出してる！壮観！いつか夕焼けの空の上から富士山を見てみたいなあ。目を奪われるだろうなあ。

短い空の旅を終えて、無事に高松空港に到着。空港で私の両親＆もっさん(弟)が待ってくれていた。「もっさんもチェックのシャツかい…。しかもテイストが似てる…。ペアルックチック」とちょっと照れた。
なにはともあれ、まずは讃岐うどん！ということで、うどんブームの草分け的存在と言われる「山越うどん」へ。さすがメジャー店、ちょうどお昼どきということもあって行列ができていた。でも、回転が早いので30分も待たずに中に入ることができた。注文したのはもちろん釜玉うどん。店のおっちゃんにダシをかけてもらって、空いてる席に座るや否や、グルグルグル～っと混ぜてツルツルツル～っと一気に食す。う～ま～い～！
腹ごしらえも完了し、次はこんぴらさんへ。もっさんが手馴れた感じでお土産屋さんで杖を借りているので皆もそれに習った。石段を登るのに杖はありがたかった。杖さまさま。
石段を登りながら母と篤姫話でめっぽう盛り上がった。お互いに鼻息フガフガの息ゼェゼェになりながらも「い、いえ、さだが、さあ」とか必死にしゃべっていたら、想像していたよりあっけなく御本宮に到着。幸福の黄色いお守りを買った。しかし、神札授与所のお守りがズラリと並ぶ光景はまばゆかった。
奥社まで行くのはあきらめ下山することに。その前に何か飲もうと瓶の三ツ矢サイダーを買って飲んだ。ちょい甘めの炭酸がやけにおいしい。気分もスッキリしたところで、えっちらおっちら石段を降りていく。「降りるときは杖要らんな。リズム崩れるわ」と母としゃべる。登りではあんなにも杖に感謝してたくせに。
参道まで戻り「帰りに寄ろう」と決めていたドクターフィッシュを体験できるお店に入った。ドクターフィッシュ、人の古くなった皮膚（角質）をついばんでくれるお魚です。父以外の4名がドクターフィッシュ体験に名乗りをあげた。父は「暑いからビール！」といそいそと隣の店へ。私たちの前に体験していたのは男子3名女子2名の男女混合チームだった。おそらく大学生。そりゃもう、きゃっきゃらきゃっきゃら大はしゃぎですよ。「きゃー、あと何分あるのー？きゃー、きゃー」。私は「まあまあ、はしゃいじゃってさー。オーバーねー」と冷ややかな目で見ていた。
そして私たちの番。素足をドクターフィッシュプールにソロリと差し入れると、さっそくお魚たちにピチピチとついばまれ、女子大生以上に「ぎゃー！ぎゃー！ム、ムリっー！」って大騒ぎ。もう耐えられないんですよ、こそばくて。これは変にテンション上がる。ニヤニヤが止まらない。でも、5分もするとついばみに慣れ冷静さを取り戻した。そこで、4人のついばまれ具合を比べようと思って皆の足をのぞくと…
「！！！」
だんなさんの足がお魚だらけ！カカトなんて肌の色が見えないくらいについばまれまくってる！私なんてせいぜい十数匹なのに！
だんなさん一人勝ち

「ちょっとリリースしてみよ」とだんなさんが足を振って群がる魚たちを離しても、磁石が吸い付くように魚たちは戻っていきたちまち足は魚まみれ。残りの3名で「なんか損した気分やなあ」と笑った。だんなさんの角質はよほど美味しいのだろう。「ドクターフィッシュマン」と呼ぶことにしよう。それで、肝心のドクターフィッシュの効果ですけど･･･1回では分からないみたい。でも、あの感覚は体験する価値ありです。その後もしばらくお魚がついばむ感覚に浸れます。クセになりそう。
今日の宿泊先は道後温泉。ということで松山まで高速に乗って一気に移動。車内では母からデイサービスでのバイトにおける働きぶりを聞く。今、母はいまデイサービスで働いているのですね。介護の資格は持っていないので、お茶を出したりゲームのお手伝いをしたり、要は盛り上げ役です。なかなか性に合って、ひじょうに充実している様子。朝、出勤したらおじいさんやおばあさんたちに「会いたかった！」と熱烈ハグで迎えられ、スタッフの若者たちからは「お母さん」と呼ばれ、中には恋の相談を持ちかけてくる男の子もいるそうで。還暦を間近に控え、母いまモテ期。
道後温泉に到着。やはりここは道後温泉本館に行ってサッパリして夕食といきたかったのだが、道後温泉本館前にはけっこう人が並んでおり「こりゃ芋の子洗いやな」とあきらめた。お宿の露天風呂にゆっくりと入って、夕食はお部屋でのんびりといただいた。食事も終わりに近づき最後に締めのご飯とお吸い物、フルーツが出てきた。そのあたりから会話が食事中にはふさわしくない方向に…。色、形状、量、硬度、水分量などなど克明に語り合われ、足バタバタして笑った。
ささ、気分を変えて！
食後は道後温泉街をお散歩。アイスクリームを食べながら坊ちゃんカラクリ時計を見て商店街をブラブラと見回った。そこここのお店で松山姫だるまを見た。中にはちょっと怖い姫だるまさんも。なんだろう、場末のバーのママって感じ。「あら、今日も来たの」

部屋に戻って、ベランダに備え付けられている足湯で疲れをとり、早めの就寝。
ひぃ。またダラダラと長い記録になってしまった…。

ayumit: Diary, Photo | コメント(2)