NHKの朝ドラ「ちりとてちん」で落語に興味を持って以来、もんさん主催の落語会など機会があれば落語を見てきた。「できるならもっと足繁く寄席に通いたい。でも、なかなか気軽に行ける場所がない」と気持ちくすぶり続けていた。
そんなとき、仕事帰りに気楽に立ち寄れる寄席を見つけたのです!それは、神保町の「らくごカフェ」!
存在は友達から聞いていて、いつか行ってみようと思っていた。で、ムギさんと一緒に初めて行ってきたのです。いやー、いいです、らくごカフェ!収容人数50人ほどの広さなので、噺家さんの表情も身振り手振りもしっかり見えるし、噺家さんとお客さんの波長が合ったときの一体感がすごい。たまらん。
らくごカフェで落語を大いに楽しんだあとは「さぼうる」でお茶。(飲む人はお酒がいいでしょねー) 夜の「さぼうる」には初めて行った。半地下と中2階があってごちゃっとした構造、オレンジの灯りで照らされた仄明るい店内、そこに所狭しと並べられたワールドワイドな置物たち。洞窟の中の不思議空間に迷い込んだようでワクワクする。
私たちは1階の席に座ったのだが、足下から半地下のお客さんを覗き見するのがやけに楽しかった。ムギさんと「これは覗いちゃうねー」と言いながら、仕事帰りのサラリーマンのおじさんたちが飲んでいるテーブルをチラチラと覗いた。おじさんたち、テーブル上のお料理はすでに空に近い。そろそろお開きなのねと思った瞬間、一人のおじさんがおもむろにビジネスバッグからバナナの房を取り出し、仲間に1本ずつ配りだした。仲間のおじさんたちは何一つ驚くことなく「あ、いつものバナナね」といった感じで受け取ったバナナをむしゃりむしゃりと食べ始めた。3本締めならぬバナナ締め。なかなか味わい深いもんですよ。ほろ酔い加減のおじさんたちが笑い合いながらバナナを食べている光景を上から覗くって。それを見ていたムギさんが「次の森見會にはバナナ持ってくね」と言った。私も近々バナナ締めを体験することになるようだ(笑)。
お店の入り口近くにはオーナーのおじいさまがスタンバイしており、帰り際には「閉店までまだ時間あるよ。帰るの?どこまで?ああ、花火大会もうすぐだね」などと変に馴れ馴れしい感じじゃなくて、サラッと自然な感じで話しかけてくれた。なんだかすっかりいい気分になって店を後にした。
仕事帰りに落語で笑って疲れを吹っ飛ばし、さぼうるで覗き見しながらまったり。黄金コース見つけちゃったな。よーし、落語づいていくぞー。
聞いた落語一覧を作ろうとこれまで聞いた落語を思い出そうとしているのだが、思い出し切れなくてしょぼくれている。チラシ取っておけばよかったなあ。
はち公物語 第二章
「松山鏡」 古今亭志ん八
「あくび指南」古今亭志ん公
「うなぎ屋」 古今亭志ん公
「野ざらし」 古今亭志ん八
もん | 2009.08.05 23:22
まいど、もんです。
いやはやスミマセンでした、先だっての江戸・上方落語会、連絡できず。
実際、マクラでも話したのですがトラブル続きで、演者は揃わないわ
道具の手配はつかないわのてんやわんや状態でなんとかぎりぎり(当日)
までかかって落語会開催にこぎ着けた経緯があり…ホンマすみません。
最近は神田の落語カフェに出没されていらっしゃるんですね!
前回「落語一会」にいらしていただいたのでご存じの通りですが
会社が御茶ノ水なので神田落語カフェはめっちゃ近いんですよ。
数か月前にあった春風亭正朝を聴く会に行こうか迷ったほどで。
今度行ってみようかな~
ayumit | 2009.08.06 11:03
大丈夫ですよ!
もんさんの寄席情報はmixi日記でチェックさせてもらってるんで!
両国は体調イマイチで行けなかったんですよー。残念でした。
今は、落語の内容に興味が出てきていて、古典落語を聞きまくりたいんです。
まだまだぜんぜん知ってる噺が少ないですから。
じゃ、CD?とも思ったんですけど、やっぱり物足りないんですよねー。
というわけで、らくごカフェには週一くらいのペースで行けたらなあと思ってます!
見かけたら、ぜひ声をかけてくださいね!
しかし、落語は面白いです。
先日、らくごカフェに行った際、立川志ら乃さんが「だくだく」という噺をされたんですけど、八五郎と泥棒が「○○したつもり~!」と妄想を激突させる(笑)ところが、志ら乃さんの持ち味であろうスピード感にピッタリきていて、すごくテンション上がっちゃったんですね。
やはり、落語家さんは個性に合う噺を選んでらっしゃるのかしらー?と思ったりして。
早くいろんな楽しみ方ができるようになりたいなー。
もん | 2009.08.06 12:52
はい、もんです。
らくごカフェへ週イチペースですか!
あっしも10年くらい前はずっと志の輔落語を追っかけ、
志の輔以外の落語会もと毎月2~3会場くらい聞きに行ってましたが
週イチとはおみそれしました~
確かに演者によって噺の選択が違うので結構面白いですよ!
ただ季節噺、特に夏は『お菊の皿』、年末は『芝浜』とお約束の
ように聞く噺もありますが(笑)
ayumit | 2009.08.07 11:15
意気込みは週一なんですけど、さっそく今週は行けなさそうです…。
来週はらくごカフェお盆休みのようですし…。
うー、軽い禁断症状(笑)。
季節噺といえば、この前左龍さんの「青菜」を聞いたんですけど、あれは夏の噺ですよね?
夕方の縁側、水を打った庭から涼しい風が吹いて…、のとこなんて本当にそよそよーっと涼しい風が吹きましたもんね。落語家さんというのはすごいなーと思いました。
もん | 2009.08.07 12:58
青菜!
代表的な夏の話ですね!!
冷酒に鯉のあらい、そしてわさび
涼しげでいい雰囲気ですよね。