大混雑と後頭部と案山子

本日の予定。現代美術館にて「メアリー・ブレア展」鑑賞。その後、深川辺りを散歩しつつ写真。夕方、御徒町に移動して、お友達と「志らく一門会」。

メアリー・ブレア展は1時間半あれば大丈夫だろうから、そのあとゆっくり散歩できるなあ。深川、じっくり歩こうと思いつつ実現できていなかったから楽しみ~と、悠長に夢見ていたら飛んでもなかった!!メアリー・ブレア展、ひいてはディズニー!恐るべし!!

チケット買うのに30分!入場するのに30分!!図録買うのに30分!!!予定していた1時間半は待ち時間だけで突破しちゃいました…。なんと甘かったことか…。

会場内もえらいことになってました。広いスペースはまだいいけど、ちょっと狭いスペースなんて人だかりで前に進めない。もう作品鑑賞どころでない。いかにしてこの人の塊をすり抜けるか、それだけで頭いっぱい。そんなことなので、すべての作品をゆっくりと楽しむことはできなかった。

それでも、やっぱり原画の力というのはスゴイです。メアリー・ブレアさんのあの独特な色世界に感嘆しっぱなし。色も線も思い切りがよくて、ダークな色味でも暖かい気がした。あー、やっぱり色は楽しいなあ!いろんな場面において、色を組み合わせるときはすごくワクワクする。洋服とか、もっとチャレンジできればいいけどなあ…。
人ごみにパワー吸い取られてフラフラになりながら現代美術館を出たら…。ウソやん!もう日ぃ傾いてるし!

10-04
神々しい空でした

当然のごとく、ゆっくり深川散歩する時間はなく、地下鉄乗り継いで上野広小路に移動。

「志らく一門会」、関取(どすこい)じゃなくて席取り失敗…。見えたり見えなかったりが4対6くらい。しかも、見えたといっても完璧には見えてないんですよ。前の人の頭で見切れてるけど、なんとか演者さんのお体の半分以上が見えたら「見えた」と数えてですよ。

前の人が悪いわけじゃないのは重々承知だけど、忌々しくなってくるんですよね、その頭が。「横髪がぺったんこだったらなあ…」とか、「お兄さん、ちょっとだけ右に小首かしげてみないか?」とか、もう祈るような気持ちで後頭部を見つめてしまう。集中仕切れませんでしたねぇ、これでは。あとで聞いたらお友達も見えにくかったようで…。関取じゃなくて席取りってほんと重要。

それでも!それでも!落語はやっぱり面白いと思う気持ちには変わりなく!まだまだ、どんどこ寄席に通いたい!

志らく一門会
「ガマの油」    立川らく太
「疝気の虫」    立川志らら
「片棒」      立川こしら
「真田小僧」    立川志ら乃
「お化け長屋」   立川志らく

と、いい具合に締まったところで思い出した。もう一つ書いておきたかったこと。
現代美術館に行く途中に通る深川資料館通り商店街がとても味わい深いのです。「第12回かかしコンクール」と銘打って、町のみなさんが作ったかかしが数メートルおきに並んでるんですが、どれもこれもいい感じにゆるくて素晴らしい。

kakashi.jpg
最後の写真、路地に固めて並べられた案山子たちが哀愁オーラを放っていた。一体倒れていたし…。

タオルやペットボトルやビニール袋などなど、身近なもので工夫して作られているが、決して手をかけすぎていないところにグッとくる。そもそも、精巧で出来すぎていたら案山子っぽくないと思うし。適当な感じだけどなんか愛らしいのが案山子だと思う。で、雨、風で少しくたびれてくると、切なさが加わってより愛着がわくんじゃなかろうか。

…。なんでこんなに案山子について語ってるんだろう…。
とにもかくにも。現代美術館に行くなら、その前にぜひ案山子ゆるゆるアートを!いやいや、この案山子目当てで、ぜひ深川資料館通り商店街へ!いつまで飾られているか分からないですけれど。
わー。久しぶりにいっぱい書いた。楽しい。

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