ムビラの音を聞きに

だんなさんが心奪われたムビラの音を生で聞こうと、「Tunapenda Africa」という学生サークルが企画した「知らなかったアフリカ~鼓動~」というイベントに参加。
場所が新大久保駅近く。初めて降りました、新大久保駅。韓流ショップだらけ!母のビョンちゃんファンの友達はこの街に来たことあるんやろかとか思いつつ会場へ。


まずは、近藤ヒロミさんがムビラで1曲。ムビラ、ええ音。
次に、ケニア・ナイロビ在住のフリーライター早川千晶さんの講演。
これがなかなかズシッとくるものだった。アフリカのスラム街の現状がスライドショーとともに語られたのだが、ゴミ収集場で金目になるものを拾ってお金にし、空腹感や寒さや寂しさをまぎらわすため、食料よりもまずシンナーを買い中毒になっている孤児たち。10歳そこそこからレイプされつづけ路上で出産する孤児の女の子たち。国道新設のため何の保障もなく一夜にしてブルドーザーで家や畑を壊される人たち。そんな不公平なことがあっても「命があっただけいい」とあきらめてしまう現状。
それではダメだと、人権を守る手段を身に付けるには教育が必要だということで、早川さんは寺子屋を作って先生をしているとのこと。
ちょっくらムビラの音でも聞きに行ってみようぜ!とあまりに気軽な気持ちで参加したため、心の準備ができておらず「はあ・・・。こんなひどい・・・。」とかなりヘコんでしまったのだけど、最後に寺子屋で録音したという孤児達の明るいのびのびした歌を聞いて、ちょっと救われた気持ちになった。
最後は、パーカッション大西匡哉さん、リンバ演奏サカキマンゴーさん、ムビラ演奏近藤ヒロミさんでライブ。
とくに気に入ったのはサカキマンゴーさんがアフリカへ行って、リンバ演奏家にじかに教わったという曲。あるフレーズをひたすら繰り返し「鳥が飛びまわっている。鳥が飛びまわっている。・・・」と延々と歌うというもの。真っ暗な中、この曲を4時間も5時間も聞くといわゆるトランス状態に陥るとらしいけれど、体験してみたいかな。や、ちょっと怖いな。

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