立川流日暮里寄席

仕事帰りに「立川流日暮里寄席」、日暮里サニーホールにて。「立川流日暮里寄席」は日暮里サニーホールで毎月開催されている一門の定期興行で、今回は20周年記念とのことで、最後にオークションもあった。

立川談吉「吝(しわい)競べ」(金槌、大店の主人、扇子、けちの秘訣)
立川談修「家見舞(肥瓶)」(サゲが「前にうちで使ってた瓶じゃ」)
立川志の吉「寿限無」(後半創作)
立川談笑「時そば」
桂文字助「阿武松(おおのまつ)」(相撲噺)
立川ぜん馬「権助芝居」
立川談之助「フリップを使った時事ネタ」
土橋亭里う馬「紙入れ」

志の吉さんの寿限無、後半のアレンジがとても面白かった!寿限無寿限無の長助くんが「じゅげっち、じゅげっちい!」と若者風に呼ばれていたり(笑)。

文字助さん!聞きたかったのですよー。佇まいが素敵。文字助さんは相撲噺しかやらないんですって。

能登から相撲取りになるために江戸にやってきた長吉。武隈文右衛門の弟子となり「小車」という四股名をもらう。でも、小車はケタ違いの大飯食らいだったので破門となってしまう。このまま能登へ帰るわけにもいかず、川に身投げしようと思うが、親方にもらった一分のお金がある。せめてこのお金は生かしてやろうと宿屋へ行き、めしを次から次へと食らう。おかしく思った宿屋の主人が理由を尋ねる。

この、宿屋のご主人と小車のやり取りにジーンときた。宿屋のご主人は小車の話を「うんうん」と頷いて聞くのだが、この「うんうん」の頷き方がとても優しくて、思わず私も「うんうん」と一緒に頷いてしまった。

事情を聞いた宿屋のご主人は新しい親方を紹介してやり、小車は末は名横綱になりました、というお話。

里う馬さんも初でしたが、さすが!おかみさんの艶っぽさ、新吉のおどおどっぷり。すっかりのめり込んだ。

最後のオークションも盛り上がってました。私は観戦に徹す。さすがに「家元のバンダナ(何かの記念品)」は手を上げそうになったけれど。一人で何万も使って何点も落としているおばさまがいた。すごーい。文字助さんが、品物が落とされるたび「家の隣のたばこ屋でもらったアイテム(タスポジャンパーとか)」をおまけで付けていたのに笑った。

立川流日暮里寄席、日暮里だと会社からも近いし、また行こう。

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