感動ライブ

生まれつき盲目ながら、驚異的な声とギターのパフォーマンスで話題のラウル・ミドン。
http://www.toshiba-emi.co.jp/st/artists/raulmidon/bio/index_j.htm
ラウル・ミドンが来日すると知って「行っておくべきなんじゃ?」と胸騒ぎがして、チケットをとったのでした。
冷たい風が吹きすさぶ中、会場となる国際フォーラムへ。
いやぁ~、ラウル・ミドンの演奏はすばらしかった!大興奮!大感動!
かっこよくて、そして温かかった。


スタッフに手をひいてもらい登場したラウル・ミドン。1曲目が始まるや否やざわわわーっと鳥肌立って、終わったときには拍手しながら「すごい!」と口に出して言ってしまったほど。後ろのお兄さんも「ヤバイ、ヤバイ」と言って相当テンション上がっていた。
なんなんでしょう、あのビシビシくる感じ!ギターがときに打楽器になってる!
3階席だったので持参したオペラグラスでその右手の動きをじっくり見たのだが、叩いたり、はじいたり、かき鳴らしたり、いろんなことが早送りみたいに巻き起こっていて「ど、どないなってるんやろ・・・」と圧倒されるばかり。ものすごいリズム、グイグイくるグルーヴ!これをたった一人で演奏してるだなんて!
変わってバラードでは、優しくじんわりと広がる歌声。「この人は、絶対ええ人や」とみょうに確信。
あとビックリしたのはボイスパフォーマンス。甘いトランペットの音は最高だった。普通に歌っていたと思ったらいつのまにやらラッパの音になってたり、ご本人もとても楽しそうに演奏していて、おちゃめな一面も見た気がした。
アンコール後「ありがとう」「おやすみなさい」と日本語でメッセージをくれたミドンさん。でも、まだ夜7時過ぎやから「おやすみ」は早いかも。(笑) そして、ものすごい拍手の中、スタッフに手をひいてもらい帰る途中、客席に向き直ってペコリと少々ぎこちなくお辞儀。その姿は思わず笑みがこぼれるほど温かくてかわいらしく、客席からは一層大きな拍手と歓声が起こっていた。私はスタンディングで「ありがとう」を伝えたかったのだが、スタンディング一番手になる勇気が出ず・・・。いくじなしや・・・。
そして、客席が明るくなったときの喪失感といったらなかった。
「あー、終わってしまったー。さみしすぎるー。」と会場を出るまでずっと話していたほど。
本当に心から「来られてよかった!」と思えるライブだった。
また会える日がくるだろうか。

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