千代田区勤め

同じ千代田区にお勤めのMさんより「千代田区のイベントで『講談から学ぶ江戸しぐさ』」という講座があるみたいですよー」と入電。

江戸しぐさってなんやろ?と調べてみたら、”江戸時代の商人たちが築いた商人道、生活哲学”とのこと。最近は小中学校の道徳の時間で紹介されたりするんだそう。江戸っ子の粋な行動を知りたいし、参加費が1000円(!)とお安いし、講談を聞いたことがなかったし、若くてお綺麗な女性講談師だし、ということで申し込んでみた。

で、講座の内容を読んでみると「体験『啖呵をきってみる』」とある。ん?啖呵ってあれよね?「てやんでえ!べらんめえ!」? 初対面の受講者同士、なんの理由もなくいきなりテンション上げて「べらんめえ!」ってやるのかしらん?受講者たちの「べらんめえ!」が廊下に響き渡るのかしらん?わおう、気になるわあ。あ、江戸しぐさのことそっちのけで「啖呵をきってみる」のことばかり想像しててはいけないいけない。

そうそう、あとは講談。生では聞いたことがないので楽しみ。現時点の私の講談の知識は、タモさんのCDに入っている「材木屋吉兵衛―吉兵衛出世の巻」のみ。これ、面白い。

「台所のほうを向きますと、もうそこは真っ赤に燃え上がっております。火消しは飛んでくるわ、半鐘は鳴るわ、昼間みたいな大騒ぎでございまして」。そのあともいろんな物が燃える。お茶漬けの茶碗の中、畳の目の間も真っ赤に燃えて、自分の過去を振り返ってみると真っ赤に燃え上がっておりました、みたいな内容、って言われてもなんのこっちゃかと思いますが。

「火消しは飛んでくるわ、半鐘は鳴るわ、昼間みたいな大騒ぎでございまして」という台詞が講談中に何回も出てくるので、一時期これが気に入ってよく真似して言っていたのを思い出した。

このCDに入っている「古典落語 めけせけ」も面白い。古典落語の「転失気」をベースにしてるらしい。「転失気」は聞いたことがないのでチェックしなくちゃ。で、この「めけせけ」、ハナモゲラなんでなんのこっちゃぜんぜん分からないのに笑ってしまう。というかなんのこっちゃ分からないのに、なんか落語やから笑ってしまうのか。リズムと間が最高です。

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講座の話から流れ流れてタモさんの話になってしまった。2011年初投稿だ。今年もどうぞよろしくお願いします!

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