はたらけー はたらけー

「労働者M」
ダイアモンドはただの石  石! 石! 石!
一万円札はただの紙  紙! 紙! 紙!
アンモナイトはただの貝  貝! 貝! 貝!
人間とは石ころのようなものだあああっ
はたらけー はたらけー はたらけー はたらけー

「労働者M」は脱力テクノユニット「空手バカボン」のナンバー。
空手バカボンは大槻ケンヂと内田雄一郎とケラさんのユニットだそう。
心に残る名曲だなあ。
生きていてもただの肉だあああっ!
観てきました、労働者M。シアターコクーンにて。
なかなかチケットとれず、無理かと思っていたのに・・・。観られてうれしい。
ありがとう、uさん。


お芝居観賞回数はまだまだ少ないワタクシですが、終演後こんな微妙な拍手をしたのは初めて!カーテンコールがなかったのも初めて!なんかフガーっとなって、顔を両手でグチャーと挟んで変な顔作ってしまったわ。
なんなんだ、これはーっ。
近未来と現代の世界が交互に進んでいくのだが、最後2つの世界がつながるわけでもないし、ストーリーもよく解らない・・・。つながりそうでつながらない、何かがありそうなのに見つけられない。置いてけぼりです、完全に。
でも「観なけりゃよかった」とは全く思てません。「もっかい観たいなあ」と思てます。
とにかく会話がいちいちおもしろく、よー笑いました。
一番ツボってしまったのは、松尾スズキさんと今奈良孝行さんお二人のシーンで、
 松:「何点?」
 今:「90点」
 松:「高得点」
 今:「千点満点で」
 今:「万点満点で」
随分はしょってますが、こんな感じのやり取りがあって、万点満点なんて今思えばおやじギャグじゃあないかと思うけれど、そのときは異様に可笑しくてまいってしまった。
そして、役者さんたちの素晴らしいこと!
とくに犬山イヌコさんと松尾スズキさん。このお二人はさすが!のお芝居で、お二人が登場すると、客席の温度がグンと上がるのを感じた。
最初の社長役の犬山さんと社員役の松尾さんのやり取りは最高だった。ベロ~ンにするかデロ~ン(ベロリ~ンだったか?ベロロ~ンだったか?なんでもいっか 笑)にするかで、なんやかんや言い合うところ。あのやり取りが1時間続いても笑っていられそう。
犬山さん、素敵やなあ。おもろくてめちゃくちゃかわいいな。はげヅラもバッチリ似合うし、二度見のうまさは感動もの。私もひそかに練習して、誰にも気付いてもらえないの承知で二度見を楽しんでみよう。あ、劇場で数メートル先の席に三宅弘城さんが座っていたのだった。終演後に気づいたことにして、二度見してみたらよかった。
秋山奈津子さんもすばらしく美しくて、やっぱり好きやなあと思った。秋山さん、てんびん座のAB型だそうで、私と一緒!ちょっとうれしい。
あと、(感心の)へえ~っ!と思ったのが、貫地谷しほりちゃん。いいもん持ってるなあ!ドッキリしちゃったよお!今後もどんどん活躍してほしい。
堤さんのことを書いてなかった。吉原御免状のときは、誠さん(つっつんの役名)に完全ノックアウトされたけれど、今回は出ずっぱりでもないし、そこまではいかず・・・。でも、やっぱりかっこよかった!明るい茶色に染めた短めの髪型が新鮮!黒い制服姿もビシっときまってる!素敵!頭蓋骨小さい!(←台詞)酔っ払って超ごきげん状態の堤さんはおもろかった。変な色のセーターぼーん!
そんな感じで労働者M。”わからない・・・ なんなんだ・・・”感がすごく後をひく。クセになりそうな。
観賞後はuさんとおでんなどをたらふくいただきながら、あれこれおしゃべりを。シベリア少女鉄道という劇団の話しを聞いて興味津々。この劇団のお芝居、途中からテトリスになったりダンスダンスレボリューション(ゲーム)になったりするんだそう。気になってチケットとっちゃいました。あは。

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コメント(2)

  • uripo | 2006.02.28 11:55

    シベ少、観るんだ!観たら感想おしえてー。今回は行けないんで、Ayumitさんに託すわ!
    わたしも「労働者M」、日を経るごとにおもしろかった度が高まってきてます。クセになるわね。

  • ayumit | 2006.02.28 19:02

    託されたよ!シベリア少女鉄道。
    木曜日に見てまいります!
    どんな展開になるのか楽しみでワクワクしとります。
    労働者M、なんでしょうねー。この後に残る奇妙な感じ。
    きっと何回観ても「わからん。でもまた観たい」「わからん。でもまた観たい」となりそうやね。

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