山生亭花楽さん、ありがとう

寄席発祥の地「下谷神社」に行ってきた。

以下、寄席発祥の地の石碑横に貼ってあった説明文を転記(少し文章を短くしました)。

江戸時代、完成10年(1798年)6月に山生亭花楽が下谷神社の境内で5日間の寄席興行を行いました。
これが江戸における最初の寄席興行といわれております。

落語自体はもっと前から存在しましたが、それ以前の落語は、身分の高い方の前で一対一で話をしたそうで、寄席の定義というのは一般の人を対象に、木戸銭をとってお落語を聞かせることだそうです。

馬喰町で櫛職人をしていた京屋又五郎という人が、山生亭花楽と名乗り「風流浮世おとし噺」の看板を掲げ、下谷神社の境内の小屋で落語を聞かせたそうです。

山生亭花楽の名前の由来は「山椒は小粒でピリリと辛い」をかけて付けられたそうです。山生亭花楽は後に三笑亭可楽と名前を変え現在は9代目です。

山生亭花楽の名前の由来は「山椒は小粒でピリリと辛い」をかけて付けられたのか。ちょっとちょっとー、「するっ亭トナカイ」も近いものがあるじゃないかー(笑)。

この山生亭花楽、最初の寄席興行のあと一度は職人に戻ったが、諦めきれずに越ヶ谷で興行を起こし、これが成功したんだそう。その後、寄席が爆発的に増えて、職業落語家として活躍したとのこと。ということは、もし、山生亭花楽が職人に戻ってそのままだったら、今のような形では落語はなかったかもしれないのか!ああー、これはとても感謝せねばならない!よくぞあきらめないで再起してくれました。山生亭花楽さんありがとう!

毎年4月の第1土曜日、浅草の潮江院にて「可楽まつり」が行なわれるそうなので、今年は行かねばと思う。

下谷神社で絵馬を奉納。先日「ホンマでっか!?」で「絵馬は言い切りで書くと自ら実現するように脳が働く」と紹介されていて、脳が働くのもいいし、言い切るって潔くてなんかいいなと思ったので言い切ってきた。

その後、浅草へ移動。行きたかった「合羽橋珈琲」は満席、「梅むら」は定休日でダブルしょんぼり。豆かん食べたかったのに。気を取り直して、するっ亭一門会での抽選会用に品物を少しばかり見繕った。

帰ろうとしたら、猿回しをやっていたので足をとめた。最後、お猿のりくくんが細い棒のてっぺんで逆立ちをする芸を披露すべく、棒のてっぺんへ登った。でも、かなり高度な芸らしく、小さく揺れる棒のてっぺんでなかなか逆立ちに踏み切れない様子。このときの猿まわし師の女性の表情がなんとも言えなかった。それまではずっと笑顔だったのに、このときだけは祈るような励ますような表情でりくくんを見つめていた。時間はかかったけど、逆立ち芸は成功!ちょっとウルッときてしまった。

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コメント(4)

  • ムギ | 2011.01.10 22:27

    この絵馬見た人、するっ亭トナカイって何者なのか
    すごく気になるだろうなーと思った(笑
    私も今度、下谷神社行ってみます!

  • ayumit | 2011.01.11 12:40

    地味に宣伝活動してきた!
    「寄席発祥の地とされる神社にあの絵馬を奉納した」というんで、かなり気持ち高ぶった。笑
    上野駅から歩いて10分もかからなかったよー。

  • もん | 2011.01.12 12:52

    あら、奇遇!
    ちょうどその日の夕方、浅草浅草寺にお参りに行きましたよ!!

    確かに人だかりできてましたね~
    まだお正月すぐの3連休だから「猿まわし」か「獅子舞」だろうと
    思っていましたが、そうでしたか

    あっしはいつもの「メロンパン」をほおばり、最近屋台では大好きな
    「チキンステーキ」を食べて、数件の手ぬぐいや(増えてた!)を
    ひやかして帰路につきました。

  • ayumit | 2011.01.12 18:52

    あの日の夕方はえらい人ごみでしたし、めちゃくちゃ寒かったですよね!
    赤鼻のトナカイ状態でした。笑
    猿回しはよく見るので、獅子舞を見たかったなあ。
    メロンパンにチキンステーキに、いいですねえ(^^
    新しい手ぬぐい屋さんって「くるり」ってところですかね。
    まだ店内には入ったことがないんですよー。

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