2011年08月の記事を集めたページ


ハラカミさん

ハラカミさんにウルリッヒ・シュナウスも見られるということで楽しみにしていたライブ。まさかハラカミさんがあんなことになるなんて…。あの日、それが本当だと分かったときはiPhoneを握る手が震えた。それから、ふとすると「ああ、ハラカミさん…」となる日々が続いた。打撃は自分でも驚くほどに大きかった。まいったまいった。

ライブはagraphさんとAUTORAが追加出演する形で行われた。まずはagraphさん。めちゃくちゃかっこよかった!パフォーマンスも派手すぎず地味すぎず絶妙にかっこいい!やられました。

次にAUTORA。疎いものでして、今回初めて聴きました。浮遊してて野太くてエキゾチックでかっこいい!「beta」という曲のえんやこらな感じがとても気に入りました。頭の中で私は、ねじり鉢巻きして櫓に上り、大太鼓を叩いて勝手にバンドに参加してました。ドンドンドンカラカッカ♪

U-zhaan × mabanua。この1週間リハーサルして合わせたそうです。ハラカミさんがいたらどんなだったかしら…という思いがどうしても頭をよぎってしまって…。いかんいかんと思うのだけど…。ユザーンさんのタブラ叩く姿がどうにも胸にグッときた。mabanuaさんのドラムはピシピシしてすんごいかっこよかった。

特別映像としてハラカミさんの松本でのライブ映像が流れた。普通のお兄ちゃんトークがやっぱりおもしろい。いよいよ演奏に入る前に「じゃ、行ってきます」と言ったのが印象的だった。音の世界に行ってらっしゃい!あー、もうライブ見られないのか。なんでー、もー。

最後はウルリッヒ。ライブよかった!イギリスの?色んな場所を車?から撮影した映像がずっと流れていたのだが、それとあいまってグイッと引き込まれた。台詞はないけど物語みたいだった。

老体に鞭打って参加してきたけれど(だんなさんのほうが帰り元気だったのが悔しい)、やっぱりライブは楽しいなあ。また何かライブに行きたい。

そして、今、ハラカミ好き仲間3人でそれぞれのharakamixCDを作っている。今度会うときに交換して、四十九日となる9月14日に聴こうという試み。毎夜、1枚のCDにどの曲をどんな順番で入れようかとウンウン悩んでいる。これがとても楽しい!提案してくれたお仲間さんに感謝!しかし、選曲むずい。名曲ありすぎて呆れ返る。

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世田谷線散歩

この日はちんまり隊にてお散歩。奥多摩方面へ遠足の予定だったけど天気がいまいちで行き先を変更することに。ともちゃんのナイス提案により、2両編成のちんまり電車、世田谷線に初乗車。

豪徳寺の招き猫たちの素朴ないでたちは愛らしかった。大小さまざまな招き猫がひしめき合ってる。「あー、みんなが招いてるー。すごい招いてるー。」もっとゆっくり眺めたかったけど、とにかく蚊がすごくて無理だった…。猛烈なかゆさに襲われながらもなんとか2号の招き猫を購入。

manekineko

かゆいかゆいと話しながら松陰神社前まで歩き、喫茶店で休憩。気付けば2時間以上経っていて、「えー、そんなに長くしゃべってた?!」とビックリ!とても居心地のよい喫茶店で、とてもよい時間を過ごしました。

だるまと狸と招き猫。いいサイズ感!

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大阪帰省

13日から16日まで大阪に帰省してきました。両親ともに変わらず元気で一安心。

13日。朝5時起き。ベランダに出てみるとビオトープの睡蓮の花が咲いていた!おおおおおお!ああ、でも、新幹線の時間があるからゆっくりしてられない。とりあえず写真写真!とドタバタ。電車内で写真を見ながらニマつく。

新大阪到着。そのまま短大時代のお仲間で集合!友達のお家にて、焼き肉を食べて、おしゃべりして、娘ちゃんとお店屋さんごっこで遊んできた。なんでも売っているお店の名前は「ショコラのお店」。私はショコラ店長の元で身を粉にして働いた(レシート書いただけ)。ショコラのお店にはクレーマーなお客もやってきたが(名演技!笑)、そこはショコラ店長「もう来なくていいです!」などと強気な対応でとても頼もしかった。夜は深夜1時まで母とおしゃべり、というか主に聞き役。朝5時起きだったので、会話の途中から半分寝てた。長く楽しい1日だった。

14日は母と難波をブラブラ。母が「新しい包丁が欲しい」と言うので、道具屋筋の包丁屋さんで少し奮発していいのを購入。「帰ったらトマト切らな!」と意気込む母。包丁の切れ味を試すのの代表ってやっぱりトマトですね。セールの靴を買って、お寿司食べて、ウィンドウショッピングして帰宅。早速、包丁の切れ味をトマトで試した。すーっ。「力いらんなあ!」「こわいくらいやで!」とウヒョウヒョ盛り上がった。晩ご飯がとても美味しかった。そのあと同じく西の方へ帰省中の友達と電話して異様に盛り上がる。床をコロコロ転がりたくなるほどにテンション上がりました。何か喜んでもらえる(おもしろがってくれる?)ことをしたいなあ!

15日。母も父も仕事だったので奈良へ行くことにした。奈良公園で鹿を撮りまくった。鹿の目と鼻が可愛い。あとお尻にだいぶ注目した。白い毛の部分がハート形で可愛い。その上の茶色の毛がいいアクセント。割合が完璧。ところで、奈良公園の鹿たちは鹿せんべいに夢中に見えるけど、「俺は人間にせんべいをもらうなどせん!」という信念の鹿もいるのかな。

奥まった場所にいたこの鹿たちは一定の距離以内に人を近づけない感じだったけど。
Don't come near us

夜はまたご飯をたんと食べ、母の職場である介護施設の話しを聞く。Mさんという仲良しのおじいさんと毎回、「冥土で一緒に呑みに行こう!」と盛り上がっているんだそう。職場の話しを聞くたび、母には天職なんでないかなあと思う。これまでやってきた趣味も活かされているようだし。母の職場での話しを聞くのが毎度楽しみ。

16日。特に予定なし。「自転車で高校らへんを見に行こうかなあ」と言うと母が「付いていく」というので、ご近所さんに自転車を借りて地元ツーリング。暑いのに(笑)。まずは近くの緑地まで走った。小さいころよく行った緑地はえらい様変わりしていてビックリ。ちょこっと写真撮って、つぎに私の通った高校へ行った。これまたえらい様変わりしていた!校舎が建て変わってるー。学校周囲も綺麗に整備されていた。
で、またまた夜は胃がはちきれんばかりに食べた。そうそう、この夏初めてのスイカを食べた。

母に「これ撮っとき!」と助言いただき撮った蝉の抜け殻

思えば実家に4泊もしたのは久しぶりだったような。また帰ろう。

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知らんかった

ビオトープの睡蓮の花芽がついに上がってきた!わああああ!嬉しすぎるうううう!

と、部屋の中を駆け回らんばかりに喜んでいた矢先、「睡蓮は1日に数時間ずつ、3日間ぐらい咲いてオシマイ」との情報を図らずも得てしまった…。ええ…知らんかった…。なんとなく1週間くらいは咲くのかと思ってた…。

13日から大阪に帰省するので、それまでに開花してくれたら嬉しいけれど、どうも帰省中に開花しそうな感じ。そして、私がこちらに戻ってきたころには、その短き命を終えているのではなかろうか。ああ、いじわるだ。

ベランダに置けるくらいの小さな世界だけど、異様なスピードで葉っぱやタニシが増えたり、子めだかが誕生したり、睡蓮の花芽が上がってきたり、大きなめだかが星になったり…、いろんなことが起きている。毎日じーっと眺める時間の楽しいこと。めだかについしゃべりかけたりしてますしね。「おー、大きくなったなー」とか、「水温上がりすぎてない?簾いるかね?」とか。わおう、傍からみたらなかなかの気持ち悪さかな?まあいっか!笑

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圓朝まつり

今回初めて行った圓朝まつり。今年で10回目の開催になるんだそう。すごく楽しくて来年も来ようと思っていたのに、おまつりの最後に今年で一旦終了との発表が…。いつもは高座の上にいらっしゃる噺家さんだけれど、このお祭りではお客さんと一緒になってワイワイ盛り上がって、すごく嬉しい楽しい機会だなあと思ったのに…。残念だなあ…。

そんなわけで、初参加にて最後となってしまった圓朝まつり。会場の谷中全生庵に到着すると、門からあふれんばかりの人だかり!なにやら聞こえてくるなと思ったら、市馬師匠がちゃんちきおけさを軽やかに歌っていた。みなさん手拍子して大盛り上がり。その陽気なリズムにノッてなんとか奥へと進んだ。噺家さんがいろんな屋台を出しているので、いろいろ見回っていたら、友人さんにお会いできた。「団扇を買うとペンも付いてくるので、噺家さんにサインもらえますよー」と教えてもらい、さっそく団扇を購入。三三さん、鬼〆さん、たけ平さん、喬太郎さん、市馬師匠、百栄さん、正太郎さん(サインをもらった順です)にサインをもらうことができた。百栄さんとはツーショット写真も!すっかりミーハー気分で楽しんでしまった。


雨でにじんでる…

「本屋高尾」で寄席芸人写真名鑑を買ったり、「お囃子茶屋」で生のお囃子を聞いたり、あんみつを食べたり、獅子舞見たり、俳句を聞いたり、突然の豪雨に避難したり、黒門亭クイズを見たり、隣にいた若い女の子たちが「やばい!やばい!」と小三治師匠のブロマイド写真を見ていて、思わず声をかけてしまってブロマイド写真の写真を撮らせてもらったり、また雨が降ってきて、たまたま近くにいらした馬楽師匠と「毎年雨降るんだよ。去年はここらへんが川んなった」などとお話させてもらったり、かっぽれを見て踊ってみたくなったりして、おまつり大満喫!でも、最後なんだなあ…。かっぽれ踊りたい…。

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いま一番行きたいところは冥土です

今日は雀々さんの独演会。ちょっと買い物をしたあと半蔵門線に乗るべく錦糸町へ。旦那さんとの待ち合わせまで時間があったのでブラブラしていたら、アルカキット横のステージで大道芸を披露していたおじいさんに目を奪われた。おじいさんは、色とりどりのキラキラした、でもなんだかちょっと怖いパーツで飾りつけられたヘルメットを付けている。ペダルを踏むと足元に置かれた太鼓がドンドコ鳴り、ヘルメットに付けた飾りがグルングルン回る。それに合わせて(でもちょっとズレている)、おふくろさんや浪花恋しぐれなどの名曲を歌うという芸。ヘルメットの飾りは何パターンもあって、1曲ごとに付け替える。その異世界感にどうにも目が離せなくなり、引き寄せられるまま椅子に座って見てしまった。強烈に焼きついた。

両サイドをおじさんとおばさんに挟まれて出にくい状況になっていたので、そのまま大道芸を見ることにした。次に出て来たのはperformer Partsさん。あ、テレビで見たことある方だ。人形のような身振りで踊る芸を「人形振り」というんだな。ビニールのカラーボールが重いというパントマイムで、最後私の方へボールが飛んで来たのでがっちりキャッチ。すかさず、重っ!って感じでガクッと手を下げてみたら、隣のおじさんに「はは、うまいねぇ!」と言われた。ちょっと嬉しかった。

私が見たのは芸王グランプリという大道芸コンテストの予選だった。10月には全国大会があるそうで、こうなると結果が気になるなあ。

その後旦那さんと合流して国立演芸場へ。国立演芸場にははじめて行ったけれど、いい雰囲気〜。並ぶ提灯に心踊る~。国立演芸場いいわあ~。栗まんじゅう可愛いわあ~。

開口一番は笑瓶さんのお弟子さんの笑助さん。ネタは子ほめでした。いつか、落語を聞く45,6歳の男性にココだっ!というタイミングで、「いやあ、どう見ても厄そこそこだ」としてやったり顔で言いたい。

雀々さん。ネタは地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)。1時間20分の大ネタ!!短めの映画くらいの長さですよね。いやあ、ものすごかった〜!!ジェットコースター下りっぱなし!!すっかり笑い疲れました。

鯖にあたって死んでしまい、冥土に来た男。亡者たちでわいのわいの大賑わいの冥土。先に死んでしまったご隠居さんと会って、「なんで死んだんです?えー薬にあたって死ぬってあるんかいな!」「ほな、三途の川まで行きまひょか〜」と三途の川まで歩く。亡者たちの行進。(鳴り物が華やかさを演出してすごい楽しい気分♪あの世やけど)途中、「娑婆に飽きたから、みなでフグ食べてこっちに来たんや~」という若旦那衆に会ったりしながら、三途の川へ到着。鬼の船頭の舟に乗って向こう岸まで。途中で乗客に追加運賃を請求する鬼。「鯖にあたって死んだ?ほな、3×8=24で24000円や!」(鬼さん、ギャグ炸裂)向こう岸へ到着。冥土の観光案内所で説明を聞く。六道の辻の真ん中の道が冥土筋(御堂筋)。冥土筋では故人となった名人たちが毎日毎日寄席をやっている。志ん朝に小さんに最近来た円楽などなどとにかく豪華。(行きたすぎる)○朝の独演会もありますよー。前売りチケット発売中!(わろてしもた…)念仏も買って、いよいよ閻魔様のもとへ。一芸披露しておもしろかったら極楽行き!というんで、みながしょうもない芸をみせる。(ここで主人公が鯖の男から地獄行きになってしまった4人の男に代わる)地獄に送り込まれた4人の男は熱湯の釜も針の山も器用に?くぐり抜け、大きな鬼に飲み込まれても、鬼の体の中であっちゃこっちゃ引っ張って大暴れ。参ってしまった大鬼は4人を外へ出してしまおうと踏ん張るが、4人の男は肛門にて出るまいと踏ん張る。困り果てた大鬼「あと二人、助さん格さんを飲み込まなあかん…!」と肛門と黄門様をかけてのサゲ。(黄門様のサゲは雀々さんバージョンなんだそう)

雑なメモですみません…。とにかくすんごいおもしろかったんです!もう冥土が楽しそうで楽しそうで!今行きたいところはダントツで冥土です、地獄八景の!(笑)

こうやって冥土をも楽しんでしまおうという落語の心意気が好き。いいなあ〜。米朝師匠の地獄八景のCD買おうかなあ。CDで落語聞くのは苦手だけれど。そして、「ちりとてちん」を見たくなった。草若師匠…!

仲入り後は方正さん。高座に上がるなり「すごいわ、あの人。やるわぁ、すごいわぁ」とはじまって、雀々さんが元気すぎる話しをいろいろと。ネタは看板のピン。5656会館で聞いた以来、二回目でした。要所要所に笑いをキュッと集めた余裕ある落語ですごくおもしろかった!

最後に再び雀々さんの高座。一文笛で終演。

「雀々さん、楽しい時間をありがとうございました!お疲れさまでした!」と心からお伝えしたくなった。帰り道では「方正さんの落語がどんどんますますおもしろくなっている!」(偉そうにすみません)と盛り上がった。

桂雀々独演会 地獄巡りファイナル
笑福亭笑助 「子ほめ」
桂雀々 「地獄八景亡者戯」
月亭方正 「看板のピン」
桂雀々 「一文笛」

ふとすると雀々さんによる桂Y團治師匠のお話が思い出される。フフフ。

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