2011年06月の記事を集めたページ


確かに横浜に行った

今日は「詩のボクシング」を見るために横浜へ。ムギさんのご友人がこの「詩のボクシング」地方大会の司会をされている関係もあり、流れで私も今回の横浜での大会を見に行く展開となった。「詩のボクシング」、もちろん初めて見るし、そんな大会があることも今回初めて知った。(最初のころはねじめ正一や谷川俊太郎さんなど詩人や作家やミュージシャンの対決だったんだそう)

せっかく横浜行くなら開演時間までお散歩しよう!と昼過ぎには集合したにも関わらず、赤レンガ倉庫に入るや否や、おやつにカレーパンを食べたら喋りすぎた。おやつタイム優に1時間超え。これではいけない、せっかくの横浜が!慌てて大さん橋に向かうも、今度は波止場で鳥の求愛ダンスに見とれる(哀しくも失敗に終わった…)。「振られたね。邪魔したかしら?」「羽を広げてアピールするさまは歌舞伎の見えのようだったね。」などと言っていたらまた時間が過ぎ…。歩け歩け!

大さん橋は甲板をサクッと一周するだけで退散。大さん橋を出たところで日本人女性と外国人男性の二人組とすれ違う。すれ違いざま男性が「プロテインバー?」と言ったのが聞こえた。「へえ、プロテインBarなんてのがあるのかー。プロテイン飲みながら筋肉自慢?しかし、すれ違いざまにその台詞ってなかなかすごいね」などと話す。でも、今「プロテインバー」でググって思った。もしかして酒場のバーじゃなくて棒状のバー

関内へ歩く。途中でプレゼント用に可愛いおもちゃの自転車を買う。渡せるといいね!

そして、詩のボクシング。舞台にはリングのセット。16人の選手のみなさん、それぞれにそれぞれの世界がありました。すごいです!ストレートな表現、ミュージカル的な表現、ショートショート的なもの、リングを駆け回りながら叫ぶ選手、ほんとにそれぞれの世界。なかには文字でじっくり読みたいなあと思うものもあった。情景が自然と浮かんで頭の中で広がったり、普通のことでもとらえ方、表現の仕方によってそんな素敵になるのかと感心したり、とてもよい刺激となりました。世の中、いろんな世界があって、いろんな人がいるなあ。ほんと、いかようにも楽しくできる。

そして締めは秋葉原で駅そば。どこまでも横浜らしくない一日。でも、確かに横浜に行った。証拠↓

たくさんしゃべって笑ってのちの楽しみも出来てよき一日でした!

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小三治代バネだからドロンしてきちゃった

タイトルは私より後に入ってきたお客さん(可愛い女性)がどなたかに言っていた台詞です。言いたい!こんなん言いたい!いつかそんなことがあったときにサラッと言えるよう覚えておこう。代バネ(トリの代役)でドロン。

というわけで、今日はらくごカフェに行ってきました。Twitterで勝手にフォローさせていただいている方がお好きな二つ目さんを何人かあげていらして、その中で聴いたことがなかったおひとりの鯉八さんがお目当て。

本日は「らくごフワフワ系」という落語会。フワフワと銘打つだけあって?スパッと大爆笑というよりは、ふふ、ふふふふ、ふふふふふ~、と笑ってほんわかしてきました。

演者の皆さま、初めて聞く方々で楽しめました。お目当てだった鯉八さん、好きになっちゃったなあ。まずマクラに挟まる小噺でハマった。ただいま絶賛放映中のJINを受けてのタイムマシーンネタ。石器時代にタイムスリップした縄文人の「あんま変わんねー!」。ネタは新作落語で、氷を甘く味付けしてそこらへんの棒を差して作った2万円のアイスキャンデーを買おうとする変わった兄弟の話し(大ざっぱなまとめ方ですみません…)。言葉のチョイス、独特の間、そのシュールさにハマった。ぜひ古典落語も聴いてみたい!

そうそう。マクラでの、「似ているから」ということで協会超えて出席した林家きく麿師匠の真打ち披露パーティーの話しも面白かった。失礼ながら林家きく麿師匠のお顔が分からなかったので調べてみた。わあ、ほんとに似ている!

恩田えりさんの寄席囃子講座もとても楽しかった。出囃子、はめもの、地囃子、踊り(寄席囃子の種類、間違ってる気がする…)。やっぱり寄席太鼓が叩いてみたいなあ。どうしたものかなあ。

「らくごフワフワ系」らくごカフェ
台所鬼〆 「金明竹」
瀧川鯉八 「新作落語」アイスキャンデー売りと変わった兄弟の話し
柳家わさび 「新作落語」太宰治研究会田中君の文化祭のお話
恩田えり社中
台所鬼〆 「松曳き」

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あん馬

私、秋に体操の世界大会を見に行くことになるかもしれません!事のはじめはムギさんと「いつかやりたいと思っていること」を話していた流れだと思う。(ムギさんのブログ記事はこちら

で、体操種目には男子の場合、鉄棒・床・跳馬・平行棒・あん馬・つり輪とある。中でも私が注目したいと思っているのがあん馬です。少し前にテレビで子供体操教室のドキュメンタリー番組を見て、一見地味に見えるあん馬がとても難しい種目なのだ(基本の旋回をするだけで1年かかるそう)と分かったからです。

あん馬って、他の種目と比べて地味だし、技の美しさも伝わりにくいと思う(足を閉じて旋回するのと開脚してこう交差しながら回すのと2種類しかない?)。着地にしたって他の種目はくるくるっと回転してピタッと止まれるかどうか!と固唾をのんで見守る感じだけど、あん馬はそのまま降りるのもなんだからといった感じで倒立してトン!とあっさり着地。あん馬ってなんか意味がよく分からないなあって思っていた。まったくド素人の安易な感想でしょうけれど。でも、そのドキュメンタリー番組を見て、あん馬の迫力と繊細さや見るポイント(始まったら一瞬も止めることができない)が分かり、今度テレビで体操を見るときは注意して見てみよう思ったのでした。

あん馬についてちょこっとググってみた。体操競技の中でも最も古い歴史を持つ種目なんだそう。古代ローマ時代、軍事目的で馬術の基礎運動として実施されていて、最初は飛び越すだけだったのが、次第にくるくる回って競うにようになったとのこと。飛び越すのに飽き足らず回り始めたってすごいけど、果たしてそれは馬術として役に立つの?!なんにおいても物事の由来って面白いなあ!

さらには、お家芸といわれる日本の体操界において、あん馬だけはオリンピックで金メダルを獲得できていないんですって。世界大会では2003年に鹿島丈博選手が金メダルを獲得したんだそう。

こうやって書いているとあん馬のことがますます気になり始めてきた(笑)。こういう展開は大好物です。

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中村仲蔵

銀座の東劇でシネマ落語「落語研究会・昭和の名人 弐」を見てきた。志ん朝も馬生も圓生もそれはもう面白かったのですが、今日は最後に登場した八代目正蔵の「中村仲蔵」の印象が強すぎて強すぎて!いまだ興奮冷めやらず!

以前、「歌舞伎はなぜか自ら見に行こうとは思わないんですよー」と話したら、もんさんに「落語の『中村仲蔵』を聞いたら歌舞伎見たくなりますよ」と言われたことがあった。それが今日、「なるほどーーー!これは、忠臣蔵五段目の定九郎を見ない訳にはいかないじゃないかーーー!かっこいいっ!仲蔵かっこいいっ!」と大納得したのだった。

苦労して名題にまで上り詰めた中村仲蔵。中村座での忠臣蔵ではどんな大役がもらえるかと期待していたら、与えられたのは忠臣蔵五段目の端役、定九郎。お客が弁当を食べる弁当幕と呼ばれる場面に登場する役。そんな配役に落ち込む仲蔵に女房のお岸は「おまえさんにしか出来ない定九郎を演じろという期待じゃないのかい」と助言。そこから仲蔵は、悩みに悩んで苦労して、これまでにない工夫をした自分の定九郎を作り出した。いざ本番を演じてみると、お客の反応が薄い。実は、観客は、仲蔵演じるこれまで見たことのない斬新な定九郎に呆気にとられ、唸ることしかできなかったのだ。そんなこととは知らず、意気消沈して家に返った仲蔵は「上方に修業に出る」とお岸に言って家を出る。歩いていると「仲蔵の定九郎は素晴らしかった!」と話す声を耳にする。「一人でもそんなふうに思ってくれた客がいた!上方へ行く前に女房に伝えよう」と家に戻ることにする。その途中で、師匠の中村伝九郎に呼び止められ「昨日の芝居はよかった」と煙草入れをもらう。家に戻った仲蔵は、褒められたことをお岸に話し、礼を言う。「なんだい、おまえさん。しくじったと言ってたのに拝んだりして、煙に巻かれるようだ」と言うお岸に仲蔵が「あぁ、もらったのは煙草入れだった」でサゲ。

八代目正蔵さんの、仲蔵が苦労して生み出した定九郎を演じるくだりの語り口、仕草が最高にかっこいい!しびれた!こんな講談みたいな落語もあるんだな。なんにしても!仲蔵演じた定九郎が現在の定九郎の型になっているというのだから、一度、歌舞伎「忠臣蔵」の五段目を見なくては!フガフガ!

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お散歩

少し前から「谷根千ウロウロ」というサイトを楽しみに見させていただいている。心浮き立つ情報が盛りだくさんだし、掲載されている写真が、紹介するためだけの写真じゃなく印象的で好きなんです。で、当然行ってみたくなって、今日は谷根千プラス上野をウロウロしてきた。

rose団子坂近くの総菜&食堂「檸檬の実」、おなか減ってたら入ったのに〜。次回はおなか空かせて行こう。団子坂超えて、はじめて薮下通りを歩いた。静かで緑が多くて気に入った。
根津神社に向かって歩いている途中、白いバラの階段があって「あ〜!バラが見頃だったなら〜!さらに白いワンピースのご婦人が階段を登っていて、バラと後ろ姿をさわやかに撮れたなら〜!」と心底残念に思った(写真参照)。

ueno上野に向かう途中、「やぶさいそうすけ」さんをのぞいて、もしお客様がいらっしゃらなかったら、帽子のオーダーのことを相談してみようと思っていたのだけど、お客様がいらしたので次回に持ち越し。
ブラタモリで見た池之端の変電所跡(写真参照)を通って上野公園へ。根津から上野まで歩くときは必ず(といっても3回目ほどだけど)ここを通る。今日は通りすがりのお兄さんが「君をのせて」を口笛でえらい上手に吹いていてナイスBGMだった。
で、不忍池で夕日が落ちるのを眺めて帰宅。

とくにこれといった盛り上がりもなく至って普通のお散歩ですね。iPhoneアプリ「RunKeeper」によると、6キロほど歩き、1,506カロリー消費したらしい。って、エエー!消費カロリー少なすぎると思うのだけど…!これではおやつにところてんすら食べられない…。なにか設定やら解釈やらで根本的に恥ずかしい間違いをしているのかしらん…。

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大仏チラ見認め印

先日Twitter上で、「注文したハンコが届いた」とのつぶやきとともに添えられていた写真に目を奪われた。それは「邪悪なハンコ屋 しにものぐるい」さんのハンコ。こ、これは可愛い!欲しい!欲しすぎる!

乾いた都会の喧騒!湿った日常!(サイトに書いてあった)こんな遊び心あふれるかわいい認め印をポンッと押せば心もフワッと浮き立つってもんじゃないでしょうか!

サイトに掲載されたたくさんの種類のデザインを鼻息荒く見まくった。そして、迷いに迷った(本当に買うのかも含めて)。でも、本当はこれを見つけたときから99%心は決まっていたのだと思う。「大仏チラ見認め印」。私の好きな鳥、パンダやリスに犬、どれも可愛いけれど、やっぱり最後に見てしまうのは大仏。このインパクトに他の物はかなわないと思う。

旦那さんに「でもこれ、名前のとこに大仏って書いてあるからおもしろんじゃ?」と言われ、一瞬「あっ、そうかも?」と思ったけど、「いやいや、大仏に○田なら、それはそれでまたなんともいえぬ感覚を味わえるでしょう!」と言い返したりもした。「もう、欲しいんやろ?はよ買えばいいやん」な展開(笑)。

というわけで、大仏チラ見認め印を注文しちゃいました。到着は約1週間後らしい。宅急便の受け取りに使って、配達員さんの反応を窺うのが今から楽しみ。ニヤニヤしてしまいそう。

で、最後に思うのはやっぱりコレですよ。「自分でハンコ作りたい」。私の思考パターンをご存じな方は「はい、きたきた」と思われるでしょうか(笑)。昔、小学か中学かのころ、石のハンコを彫って作ったことがあったのだよね。あのハンコ、実家にあるかなあ。しかしなんなのだろう、この彫りたい削りたい欲は。

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