2011年11月の記事を集めたページ


Japanese sit-down comedy

以前行ってとても楽しかったダイアン吉日さんの落語会。また浅草で開催されるとのことで行ってきました。

会場に入ったら、6,7割埋まっている席は外人さんだらけ!前回はそんなことなかったのに?日本の方もいらっしゃるけど、皆さん外人さんと一緒に来ているみたい。だんなさんと「なんだろうこれは?皆さんどういう経緯でここへ?」とオドオドしながら空いてる席に座った。ちょっと落ち着いてもう一度周囲を見回してみた。やっぱりほとんどが外人さん。真っ白なヒゲをたっぷり蓄えたアル厶のおんじみたいな方もいる。わずかにいる日本人も英語でペラペラしゃべっている。あきらめかけたそのとき、前のテーブルにただ一人、外人さんとご一緒でない日本人のおじいさんを発見!おじいさん、俯き加減でこの雰囲気にすっかり呑まれていらっしゃるよう。お気持ち分かります…!

そんな中はじまったダイアンさんの落語会は楽しかった!みなさんノリがよい!あちこちからWAO,WAO聞こえる!落語の途中でピューピュー指笛聞こえたの初めて!ダイアンさんの明るさにお客さんのノリが加わって、大盛り上がりの落語会でした。

あー、英語勉強しなくては!ほんまにせんと!

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どっちつかずの毎日です

「立川談志 71歳の反逆児」をまた見てしまった。襲い来る老いに「業の肯定と言いながらテメエがこんな苦しがってると、お前は何をやってやがんだと、何が業の肯定かと、老いも肯定の中に入れればいいじゃねえか。自分が弱いのかなあ、自分が弱いなんて言ってる言葉自体もキザで、それらを含めて何を言ってやがんだということにも気づく」といったことを帰り道につぶやく師匠…。ああああ、どうにも切ない。死にたくても死ねず、落語を辞めたくても辞められない。背中丸めて小さい声で「がんばれがんばれ談志」と自分に言ったり、イライラして寝ころんでワアアアアと叫びながら手足バタバタする師匠を見ては切なくなった。でも、いい高座のあとはとても嬉しそうで、その時間だけは諸々から解放されているんだな、やっぱり落語なんだなあと。

あ、寝転んで叫びながら手足バタバタするの、やってみたらすごい楽しい!やってるうちにすごい笑けてくる!これいい!

小三治師匠のコメントは何度も読んでしまった。それぞれの立場やらプライドやら想いがあるんだな。当たり前だけど、私が落語を楽しませてもらっているその奥ではいろんな想いが渦巻いているのね。小三治師匠の高座をまた見たいなあ。

談志師匠の戒名は笑ったけれど、番組の中でファンへ渡す札に戒名を書いてるシーンがあった。ということは、たてかわうんこくさいいえもとかってこじの札を持ってる人がいるのか。笑けながらも切ない。

談志さんのこと(恐れ多くも)好きになってきた…。今更ながら…。

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惑う星

未来館に「暗やみの色」を見に行ってきた。よかったなー。吸いこまれたなー。途中5回くらい一瞬寝てしまった。ハラカミさんの音楽も原田郁子ちゃんの声も星空に溶け込んでいた。また見たいけどもう見れないかなあ。
「惑星が行きつ戻りつして見えるのはなんで?」と聞いたら、「地球の自転と公転とほかの惑星の公転の速度が違うから行きつ戻りつ戸惑っているよう見える。だから『惑う星』と書くんだ」ということでへエエ〜だった。「惑う星」ってなんかいいな。

今日は風邪気味でガンガン動き回れなくて残念だった。でも、熱はないし食欲旺盛。大したことなく復活できそう。で、昨日録画したドキュメンタリー「立川談志 71歳の反逆児」を2回目の視聴。談志さんの強烈な生き様(死に様)に惹きつけられてしまう。とにかくすごい。こんなふうに命懸けていたら、分かってもらえないことの辛さは大変なものだろうなと思ったり。今の時代に古典落語をやることは難しいのかなあ。落語好きで見に行ってるけど、想像できても共感し切れないときあるし。うーん…また明日も見てしまいそう。

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第三回大日本森見會大生誕祭

わかさぎのフライ、蛸の桜煮、アジ寿司、鶏の唐揚、野菜うま煮のかぼちゃ、れんこん、いんげん、ごぼう、たけのこ、だんご。見事なる遠慮のかたまりの共演。

第三回大日本森見會大生誕祭。今回は森見會ご用達の料理屋にてバースデイ鍋!の予定だったけど、お鍋はまだ始まっていなかった…。おおお、残念…!プレゼント交換して、いつものごとくあれこれまったりとおしゃべり。お食事中すみません的な話題も弾んだ。私ももっとおもしろエピソードが欲しい…!

お店のおばちゃんのラストオーダーの声にいそいそ帰り支度をしながら「次に集まれるのは来年になるかも?!」「よいお年を?!」「もうそんな挨拶?!」と早すぎる時の流れに驚いた。驚いたといえば、リーダーが思っていたより2歳ほど若かったことにも驚いた。来年はロックハート城に行けますように(笑)。あと、来年は森見さんの新刊が読めますように…!

今日は11月22日、いい夫婦につき、帰宅して仲良くケーキ食べた。

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ハラカミさんとユザーンさん

ハラカミ仲間の皆さんと「KAIKOO POPWAVE FESTIVAL ’11」へ。U-zhaan × rei harakamiのライブ、

すっっっっっっっっっっごいよかった!!!

ハラカミさんの「行ってきます」って声からの「Cape」ですよ!!もう、この一瞬で「今日来てよかった…!」と感極まった。
その後も、泣いて笑って歌って踊ってもう大変でした。サンプラーから流されるハラカミさんの声に涙。ユザーンさんが全身全霊でタブラを叩く姿に涙。原田郁子ちゃんの「わずかばかりの運の悪さをうらんだりして」の歌声に涙。愛燦燦の歌詞はしみるな…。小椋佳さんすごいな…。ちょっと辛くなったけど、とてもいいライブだった。

会場を出て、小腹が減っていたので「肉まん食べません?」とコンビニに入った。先に並んでいた友人ご夫婦が無事ホカホカの肉まんをゲットし、私の番ねと「肉まんひとつ!」と注文したら、「すみません。蒸し上がっておりません」って!ええー!すっかり身体は肉まんモードなんですけど!みんなで「ちょっと水くぐらせてチンしてもらえません?」とか言ってみたけど聞き入れてもらえず、結局からあげクンを買った。外に出て、「肉まん、チンくらいしろよ〜!」とかワイワイ言いながら、購入した肉まんやからあげクンを分け合って食べた。なんかすごい楽しかった。でも、ケースの中に肉まんが見えているのに食べさせてもらえないって辛すぎるから、蒸される前は茶色で蒸されるにつれ白色になっていくとか、なんとか工夫してもらえないだろうか?

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鶴瓶さんのあたたかみ

サザンシアターにて鶴瓶師匠の独演会。独演会ははじめてだったのでとても楽しみにしていた。

お弟子さんが開口一番をつとめるのかなあと思っていたら、鶴瓶師匠がお洋服姿で登場。またその装いが可愛くておしゃれ!大きなポケットが前にも後ろにも付いた短めのチョッキ、あれを着こなせる人はなかなかいなかろうと思う。(あ、地井さん似合いそう?)で、そのままフリートーク。おもしろい〜!鶴瓶さんのまわりはおもしろハプニングだらけだなあ!誰もが鶴瓶さんには親しみがわいて近寄って行っちゃうし、鶴瓶さんも気軽にそれに応えるから、おもしろいことが起こるべくして起こるんだろうなあ。それになんでもおもしろくしようとすれば出来ちゃうのね、とも思う。まさしく落語だなあ。あと、鶴瓶師匠が話すとお客さんたちが楽しげにウンウンと頷く声が聞こえてきて、その距離の近さがすごくいいなあと思った。

フリートークのあとは、酔っ払い松鶴師匠の秘蔵音源が流れ(これは最高でした!)、かっこいいオープニング映像(落語会でこういうのははじめてでした!)があって落語へ。一席目の癇癪で師弟愛っていいなあと思い、二席目の青木先生で学生時代っていいなあと懐かしく思い、最後は古典のお直しでビシッと締め。落語の感想がほとんど書けてないけれど、鶴瓶さんのあたたかみをとても感じた落語会でした!次はべつのネタも聞いてみたいな。

この日コートのポケットにひそんでいたものそうだ。以前、松鶴師匠の落語のCDを秋葉原のブックオフで見かけて、買おうとして買わなかったのだけど、たしかそれに手水廻しが入っていたような。明日行ってみよー。あったら買おー。
いま、「手水廻し」でググると1ページ目にまぜごはんが出てくるはずなんですけど、それが地味に楽しくて、たまに検索しては一人ほくそ笑んでおります(笑)。あ、あと、「おやつマドレーヌ」ではたまに1位ゲットします!

「笑福亭鶴瓶落語会」紀伊國屋サザンシアター
かんしゃく
青木先生
お直し

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ペタンク、つい言いたくなる

ペタンクというフランス発祥のスポーツがあるらしい。おおまかには、赤い小さなボールに向けて金属製のボールを投げて、誰が一番赤いボールに近づけたかを競うスポーツ。カーリングに近い。おじさんたちの中にはタイで行われた世界大会に出場した強者も。練習とはいえ、なかなかの白熱ぶりだった。

そんな出会いもありながらの深川散歩。あんこが食べたくて、いり江であんみつを食べたけど、次回は豆かんを食べよう。絶対豆かんを。そして、深川江戸資料館にも行こう。(今日は時間が足りなくて行けなかった)

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伴四郎日記

ブラタモリを見ていたら、タモさんが江戸勤番武士 酒井伴四郎の日記の話しを!!「安政の大獄から1年後に江戸に来てるのに、そんなことは一切書いてなくて、江戸の名所と食べ物のことばっかり書いてる」って!!つい最近、伴四郎さんの日記にちなんだ本を読んだところだったので、寝転んでテレビ見てたけど「ぎゃあ!!」と叫びながら起き上がってしまった。

タモさんが読んだ本はどれなんだろう?

幕末単身赴任 下級武士の食日記 (生活人新書)
青木 直己
日本放送出版協会
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かなあ。食がメインのようだけど、とりあえずポチっとな。それとも、もっと本格的な文献なのかなあ。しかし、まさか、さらに伴四郎さんを追いかけることになるとは思ってなかった(笑)。こういう嬉しい偶然によって加速することの楽しさったらない。

タモさんとしゃべりたいよー。タモさんと江戸の名所だったところ巡りをしたいー。あ〜、タモさんが親戚のおじさんだったらなあ〜。

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やっぱり手水廻し


※せんばい寄席とは何の関係もないけれど、皇居外苑からスカイツリーが見えたよの写真

田町にてせんばい寄席。雲助師匠の高座を初めて拝見!そして、百栄さんの手水廻しが聞けたー。方正さん以外の手水廻しを聞いたのは初めて。

百栄さん、トロり〜と歩いてきてドッコイせ〜と高座に上がって「こんにちは〜」と言うだけでフフフッと笑ってしまった。和んでしまうなあ。マクラでの、自分を含め、店の人も誰一人として噛まずに言えなかった回転寿司メニュー「おかキャビア」の話しは笑った。確かに言いにくい。でも、きゃりーぱみゅぱみゅよりは言える。きゃりーぱみゅぱみゅは一度もちゃんと言えたことがない。ネタは手水廻しでした。やっほう、手水廻し!「ちょうずとは長い頭」と和尚さんに言われて、「なるほどね!」と納得するのがどうにもツボ。手水廻しはもう何回も聞いてるので話しの展開はすっかり分かっているのに、このくだりで「なんでそうなるの?」と涙ちょちょ切れるほどに笑ってしまう。そこからの展開もくだらなくて好き。百栄さんの手水廻しもおもしろかった!自然にハマる感じで。(褒めてます)

雲助師匠。ネタは文七元結。雲助師匠の落語はとっても心地が良い。自然と光景が浮かんできて、すっかり聞き入ってしまいました。最後はほろりときたなあ。しかし、左官屋長兵衛さんは、せっかくお金が戻ってくるというのに「一度手放したお金はどんな理由であれ受け取れねえ」と言う。そういう、やせ我慢的江戸っ子精神を、かっこいいと思うまでに私はまだ至ってないなあ。江戸検の勉強が役立って、出てくる場所の名前や位置関係が分かるのが厶フフだった。

帰りは紫文師匠の都々逸「火付け盗賊改方の長谷川平蔵がいつものように両国橋のたもとを歩いておりますと・・・」が頭をぐるぐる。

「せんばい寄席」専売ホール
春風亭一力 「子ほめ」
三遊亭粋歌 「二人の秘密」(踊りも!)
春風亭百栄 「手水廻し」
柳家紫文  三味線漫談
五街道雲助 「文七元結」

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