2006年08月の記事を集めたページ


スズナリ2回目

ペンギンプルペイルパイルズ「道子の調査」 ザ・スズナリにて。
前半はよく笑って、後半は薄ら寒かった。
「えーっと、その人はほんまにおったん?どれが本当?ぜんぶ妄想?あの人の話はどうつながるん?誰が刺したん?」
帰りの電車内でアレコレ考えようとしたけど、よーまとめきれず、結局、
 ・高鹿さん、乱暴な役やったなあ。
 ・玉置さんのアメリカンジョークシーンはよかったなあ。
 ・拙者ムニエルの加藤啓さんという人は、役柄もあったかもしれんけど、
  ちょっと色気あっていいなあ。
 ・ぼくもとさん、出ずっぱりやったなあ。かわいかったなあ。おもろかったなあ。
 ・後ろのお客さん「ぼくもとさん、新婚さんなんだってよ」って言ってたけど、
  お相手はどんな人なんやろう?気になるわ。
 ・ぼくもとさんって普段はどんな生活してはるんやろう。
とか、ぼくもとさんのことを中心に、ぼやぼや思ってるうちに自宅最寄り駅に着いてしまった。で、家に帰ってからいろんな人の感想を読み回っては、はは~ん、とか、ほお~、とか言ってます。
ペンギンプルペイルパイルズのお芝居は「不満足な旅」につづき2回目。なぜだか引き付けられて夢中で観て、観終わって、なんか空しさが残って、内容も分からんとこあって。でも、気になってまた観たいと思う。
洞察力ないし、アレコレ考えるの途中で面倒になるくらいやのに、なんでまた観たいと思うのか自分で不思議。でも、不思議がりながら次回も果敢に観に行ったるねんっ!(なぜか挑戦的 笑)
今回はアフタートークなるものがあって、宮崎吐夢さんが司会進行的なことをされていた。倉持さんはどこか品があるという話のときに、吐夢さんが「倉持さんの弟はパティシエなんだよね」と唐突に言ったのがおかしかった。加藤さんに「急ですね」と突っ込まれて、「いやあ、弟がパティシエって、倉持さんぽいなと思って」と吐夢さん。そこから「弟がパティシエっていいよね。ムダに自慢したくなるよね」と皆さんで盛り上がっていた。たしかにいいな、弟がパティシエ。
今回は出演者も多かったし、アフタートークもあってすごく得した気分。これでチケット代3,600円は安いなあ。そういえば、ちょっと素敵と思った拙者ムニエルの加藤啓さん、次回のナイロン100℃の 「ナイス・エイジ」にも出演されるというので、とっても楽しみだなあと思っています。

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8月の文化活動-本

まだ8月は終わってないけれど。何冊か読んだ中でもすごく気に入ったのが、

お縫い子テルミー
お縫い子テルミー

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栗田 有起
集英社 (2006/06)

栗田有起さんの小説は初めて読んだ。ちょっと非現実的でなんか面白くてほんのりあたたかい。独特の雰囲気ですごく気に入ってしまった。
お縫い子テルミーとABARE・DAICO(あ、岡村ちゃん・・・)という2つのお話が入っていた。どちらもよかったけど、ABARE・DAICOのほうがより好きだった。
スーパーのタイムサービスでえのきとしめじをゲットして深い満足感を覚える小学5年生(笑)、小松誠二くんが主人公。
小松くんが下着泥棒の疑いをかけられてしまうのだが、無実なのに事情があって本当のことが言えない。それで小松くんの体の中に「黒いどろどろ」ができてしまった。朝、目を覚ますと「どろどろ」はすでに起きていて、なにをしても一緒についてきて、薄めようと水を飲んでもダメで、どんどん巨大化していって・・・。この「黒いどろどろ」と小松くんの戦いの様子を書いた部分がとても好き。「苦しいなあ。分かる分かる」と思いつつもなんだかいじらしくて、読みながら完全に小松くん応援モード。がんばれ、小松くん。
栗田有起さんのほかの作品も読んでみようと思う。それにしても、栗田さんの作品のタイトルはインパクト大だな。

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8月の文化活動-映画

まだ8月は終わってないけれど。
・映画「時をかける少女
学生時代、原田知世のファンだったダンナさんを誘って観に行った。
やられたー。キュン死ー。めっちゃ泣いてしもた。
真琴ちゃんがとにかくかわいてキュンキュンだったのだけど、これは魔女おばさん(芳山和子)視点で見ると、また違ったキュンキュンが味わえるなあと思った。
映画全般で使われていたBGMのピアノがすごくいい感じだったし、奥華子ちゃんの歌が「ハイ、ここっ!」という絶妙なポイントで流れて、どっぷりハマり泣きした。
鑑賞中、すんごいかわいい事件があった。
千昭くんが真琴ちゃんに突然、とある問いかけをして真琴ちゃんがビックリするという、すごく重要な場面があるのだが、そこで観客の女の子が「えっ!」とかなり大きな声でハッキリと叫んだ。この女の子、真琴ちゃんになりきってたにちがいない!でも、気持ち分かる。私もドキーン!とした。
・映画レンタル「SAW」

SAW ソウ DTSエディション
SAW ソウ DTSエディション

posted with amazlet on 06.08.22
角川エンタテインメント (2005/03/11)
売り上げランキング: 2,547

うー。エグいー。後味悪ー。
ものすごく嫌に出来てる。SAWというタイトルに足を鎖でつながれ監禁されている男2人という設定からして、何が起こるか薄々分かってたけど、にしても嫌すぎた。「ま、まってー!そんなことせんでもっ!それで電話引き寄せればいいねんっ!なんでーっ!!ギャアアアーーーッ!!」と叫びながらジタバタしてしまった。
それは物理的に無理では?とか、納得いかない部分はあるけれど、エンターテイメントとしてよく出来てるというダンナさんの見解。私もそう思う。衝撃の嫌さ。

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お盆休み

14日から16日まで大阪の実家に帰っていた。
14日は短大時代のいつもの仲間で集合して、いつものようにまったり楽しい時間を過ごした。
大阪に帰って、こんなふうに寄り合える仲間がいるのはありがたいなあ。
別れ時間か近づいて、仲間の娘ちゃんが「これからお家にきてーーー!おねがいーーー!」とちょっと泣き、ちょっと怒りながら言ってくれたのには胸キュンだった。いつまでそんなふうに言ってくれるやろかあ。
15日は、大阪で会社勤めていたころの後輩と、なんと6年振りくらいに会った。
その後輩、一緒に働いていたころ「奈良で長屋暮らしがしたい」とずっと言っていたのだが、昨年ついにその夢を実現させた。ならば、とその長屋へお邪魔させてもらうことになったのだった。
待ち合わせ場所の奈良駅改札で後輩と再会。「ぎゃー、ひさしぶりーーっ!」「遠くからでもすぐ分かりましたよーーっ!」とお互いの手をパチパチ合わせながら、あんまりの懐かしさに涙チョチョ切れ。
さっそく案内してもらった長屋は、思い描いていたとおりの佇まい。「ひゃあ!いいねえ!」と言っていると、近所のおばちゃんが錦糸玉子の入ったザルを持って「○○さ~ん、玉子持ってきたで~」と隣を通り過ぎた。いきなり長屋らしい場面に遭遇してちょっと感動。
中にあがらせてもらったら、これまた懐かしさあふれる味わい深い雰囲気。すっかりくつろいでアレコレなつかし話に花を咲かせた。夕方、後輩が「なら燈花会」のお手伝いに行かないといけない時間になったので、駅まで送ってもらってお別れ。
人情味あふれる長屋に暮らし、周辺のお寺などを散歩したり、奈良の伝統行事のお手伝いをしたりと、地元に根付いた暮らしをしている後輩はとても素敵やなあと思った。
その後は母と合流し「なら燈花会」を見に行った。まず、後輩おすすめの浮見堂で、中谷堂のよもぎ餅を食べながら暗くなるまでの時間を過ごした。そのあと春日大社の「万燈籠」、最後に「浮雲園地」で一面に広がるろうそくの灯りを眺めた。長い距離を歩いたので足は疲れたけど心は安らいだなあ。母も「いい日になったわ」と言っていた。よかったよかった。
「燈花会」の写真。ほんとはもっときれいだった・・・。
tokae2.jpg
16日は母と実家でのんびり。就職→結婚→子育て→現在に至るまで、母の人生話しをありがたく聞く。「いつみても波瀾万丈-母編」(ちょっと大げさ)だった。母もいろいろあったんやなあとしみじみ思いつつも、私の話ももうちょっと聞いてほしかったんですけど?と思ったり。(笑)
充実した3日間だったな。

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トラ対ゾウ、勝負の行方は

炊飯器が壊れた。ダンナさんが内ブタを掃除してくれようとしたのだけど、外してはいけない部分を外してしまい再生不可能になったのだ。
さっそく昨日、新しいのを買いにヨドバシアキバへ行った。で、炊飯器コーナーへ向かうと・・・、炊飯器陳列されすぎ!こりゃ選ぶの大変や・・・とクラクラしながら、商品をアレコレ眺める。高いものだと10万近い炊飯器もあった。炊飯器に10万!ムリムリムリムリ!
結局、値段の上限を決めて店員さんに相談したら「それですとタイガーか象印のどちらかですね」とのこと。トラ対ゾウ。
私はゾウの「豪熱沸とう 極め炊き」に魅かれた。「ふきこぼれを気にせず、強火で炊き続けてうまみを引き出す」手法なんだそう。ふきこぼれたけりゃふきこぼれるがいいさ、という潔さに惚れた。(ふきこぼれたとき用に受け皿が付いているそうだが、1,2合炊くくらいならふきこぼれることはないやろな)
ダンナさんはトラの「おこげ選択機能」に魅かれた。おこげご飯の香ばしいのが好きらしい。
意見真っ二つに分かれる。
一応炊事担当の私に決定権が委ねられたので、ゾウの極め炊きに決めて会計をお願いした。明らかに意気消沈のダンナさん。会計後もしばらくの間「おこげ」に未練ある様子だった。そんなに「おこげご飯」が好きだったのか・・・。ごーめんなさいよー。
今日、初めて”極め炊き”する予定。これまでの炊飯器とどう違うかなあ。楽しみー。

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なやましい白桃シューアイス

おやつマドレーヌに続き、庶民的おやつ話。
自宅最寄り駅の(しょぼいけど)エキナカにシュークリームでおなじみのヒロタがあります。
6月くらいだったか、暑くなってきたころに、思いつきでシューアイスを買いました。
久しぶりにヒロタのシューアイスを食べたのですが・・・、アレアレ、おいしいぞ。
シューの底の硬くなってる部分がなんともおいしい。
夫婦ともに、その”シュー底”にプチはまり中で、何度かヒロタに通っています。
我が家ではヨーグルトが断トツのナンバー1。2位は白桃。なので、ヨーグルトと白桃はマストバイ、あとは適当にバニラ、チョコ、ストロベリーあたりをちらほらと買います。
で、問題は白桃なんです。ほかのは1個80円やけど、白桃は100円。カゴにシューアイスを入れて店員さんに渡すと、必ず店員さんが白桃シューアイスを持って「こちらのみ100円となりますが、よろしいでしょうか?」と聞いてくるのです。最初はとくになんとも思ってなかったけど、回を重ねるごとに「100円て分かってカゴに入れてるってー。ていうか、100円やったら止めとくわ、とは言いづらいってー」と、みょうなストレスを感じるように・・・。(笑)
なんとか聞かれずにすまへんやろか。「桃は100円かー。でも買ーおうっと」って独りごちながらカゴに入れるか。カゴを店員さんに渡すときに「桃だけは100円なんですよねー」とニッコリしながら言ってみるか。
いろいろしょーもないアイデアめぐらせたけど、どのアイデアも「変な人って思われるかも」って余計にストレスかかりそうで、結局、
「こちらのみ100円となりますが、よろしいでしょうか?」
「はい」
これが一番シンプルでラクちんって分かりました。
これまた、本当にしょーもない話なんですが、シューアイスは底を上にして食べると、底の穴からアイスが溶け出る心配がなくていいです。先日、夫婦とも教え合ったわけでもなく自然にこの食べ方をしているのに気づいて「おおっ、一緒やんか」とちょっと感動的でした。
それだけです・・・。

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