2008年05月の記事を集めたページ


紙のケリーバッグ

私の初めてのエルメスはケリーバッグです。しかも3個いっぺんに。
・・・・・・・・・・・・。む、むなしい・・・。
hermes_1.jpg
ネットめぐりをしていたら、エルメスのサイトでケリーバッグのペーパークラフトがダウンロードできると読み、洒落たことするぅ!と早速作ってみたのでした。
ミニチュア具合はばっちり私の好みだし(手のひらに収まるくらいのサイズです)、イラストもかわいいし、ちまちま工作するのも楽しいしで、紙ケリーバッグ職人にでもなるつもりかというくらいに夢中になって3個目の紙ケリーを作っていたところ、ふと組み立てる手が止まった。そして、見る見るうちに頭の中は疑問符でいっぱいに。
疑問のタネはこのイラストなんですが・・・、
hermes_2.jpg
水着なのかレオタードなのかを身につけてブーツを履いた女性がシカに乗って走っている。その後ろを貴族風な衣装をまとった男性がラッパを吹き鳴らしながらイノシシに跨って女性を追いかけている。まわりには鳥やウサギたちも一緒に走っている。
で、裏面を見ると、女性と男性がしっかと抱き合い、そんな2人を動物たちが温かく見つめている。
うーむ。一体このイラストの背景にはどういう物語があるんだろう・・・。なんで女性はレオタードにブーツ?森でかわいい動物たちに囲まれて、なんでそんな刺激的なスタイルなんだろう?さっぱりわからん。
「私が知らないだけで、こういうおとぎ話があるの?」
「どこかの国にレオタードとブーツの女性をラッパ吹き鳴らしながら追いかける伝統的な行事でもあったりして?」
「あ、仮装パーティに参加した恋人同士がパーティを抜け出して森に逃げ込んだ?」
あれこれ想像してみたけど、やっぱりさっぱりわからん。ググってみようにも、どんなキーワードで検索すればよいかも分からないし。私の知識、想像力ではまったく及ばない世界が今ここに。ああ、気になる・・・。
しかし、まぜごはんにエルメスなんて高級な名詞が出てくるなんてアニバーサリーだ。エルメス、ケリーバッグと書くたびに緊張で変な汗が出る思いだった・・・。

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勝ち取ったり!

先週、5月12日月曜日の午前11時。だんなさんにとって(ひいては私にとっても)何が何でも負けるわけにはいかない、一世一代大勝負の時。それは、ヤマハTENORI-ONのネット発売日。
どうしても、どうしてもテノリオンが欲しいだんなさん。おそらく最初の発売台数は200台から300台だろうと予測。これは大乱戦になること必至。だが、なんとしてももぎ取らねばならぬ!あるのはただ一つ、テノリオン奪取のみ!合戦じゃ!合戦じゃ!のろしを上げろー!テノリオンを我が手中にー!いざ出陣じゃーー!うおおおおおおーーー!パソコンの前で高々と右手を突き上げ雄たけびを轟かせた。
と、それくらいに並々ならぬ気合で臨んだテノリオンネット注文。40分の死闘(パソコンの前でひたすらまんじりと待つのみですが)の末、なんとか注文完了にこぎつけた!おめでとうございます・・・殿っ!
そして、死闘から6日経った日曜日の朝、ついについにテノリオンが届いた!寝起きで頭の上半分の髪の毛が全部逆立ったパイナップルヘアのまま、箱からテノリオンを取り出すだんなさん。「無事に買えてよかったで、ほんまに・・・」とホッと胸を撫で下ろした瞬間。もし買えていなかったら次の発売日までどれだけ暗い日々を送ることになったのだろうか・・・。想像するだに恐ろしい・・・。
テノリオンがやって来た夜は、だんなさん大好物のれんこんハンバーグで「TENORI-ONラウンチパーティ」を開催!イェイイェイ!参加者2名!地味だぜ・・・。でもおもしろいぜ!
ということでしばらくは、だんなさんはテノリオンで未来的に、私はフォークソングなギターで懐古的に、たまに「どんなんなってますのん」とお互いに様子を窺う、そんな日々になりそうです。

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フラメンコな打ち上げ

昨年、音楽中心の生活をすることになったギター仲間くん。個人の音楽活動サイトを作りたいということでお手伝いさせてもらうことになり、昨年末からぼちぼちと進めておりました。そして、つい先日、めでたくサイトオープンと相成りました!
KOHIKETA-WEB
シンプルでとても見やすいサイトになりました。ディスコグラフィに今のところ1曲が公開されていますが、しっとりといい曲でございます。一時期この曲が頭を占領しておりました。早く新曲が聞きたい今日この頃。もちろんギターの腕は素晴らしいです。心地よいグルーヴ大発生。今後の活躍に期待です。
アーティスト活動に加え、ギターレッスンもしています。私も何回かギターを教えてもらいましたが、出来の悪い子でも見捨てずじっくり付き合ってくれる優しい先生です。アコースティックなギターを習ってみたい方がいらしたらぜひ!
サイトを作るにあたって、私も勉強になるからととくに報酬はいただかずに作ったのですが、それではなんだからということで、このたび「ホカゾノギター教室 半永久無料レッスン権」をゲットしました。わーい、やったー。といっても半永久はあまりにぼったくりなので、20回くらいは無料で教えてもらっちゃおうかなあと企み中。
そして、この日はサイトオープンの打ち上げを兼ねてフラメンコを見に行ってきた。新宿のエルフラメンコというお店を予約してくれていたのだが、案内されたのが一番前のかぶりつき席!しかも、お料理も豪華なコース料理!ギター仲間くんのジェントルマンなおもてなしにわたくしメロメロ。鼻の穴が膨らみっぱなしになりそうなのをこらえるのに必死でございました。
そして、本場スペインのフラメンコショー。鮮烈!衝撃!迫り来る気!踊り、歌、ギターが一体となって、内容はよく分からないけど重ーい熱がこもった大きな塊を、こちらのお構いなしにドカーンとぶつけてくる感じ。瞬く間にすっかり呑み込まれ、蛇ににらまれた蛙のように固まってしまって息をするのも忘れるほど。盛り上がりが一区切りするとやっと「ぶはー」と脱力。ものすごく疲れる。でも、やめられない!という感じで。
それをかぶりつき席で見たのだから、ショーが終わったらグッタリ。ギター仲間くんとも、私らの見たあれは何だったんだ・・・と衝撃からなかなか抜け出せず、交わす言葉もふわふわと宙に浮いては消え・・・。ショーの感想を語り合おうも「すごかった・・・」「すごかったね・・・」しか言えない状況。いやあ、ほんまにスゴかった。
なんだか忘れがたい強烈な打ち上げになりました。

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まったり寄り合い

夏の演奏に向けて友達と打ち合わせ。友達が猫好きなので、神楽坂のまんじゅうカフェ「mugimaru2」へ行ってきた。このお店、古民家をお店にしていてとても落ち着くお店だったが、特筆すべきは3匹の看板猫ちゃんがいること。マツ子さんとその子供のとんちゃんとすんちゃん。マツ子さんは美猫でツンとしていてあんまり触らせてくれなくて「マツ子」って感じ。とんちゃんはテーブルの上に乗った!と思ったらシュルっとジャンプして天井の柱の上でピタ!しばらく降りてこなくて主に肉球眺め。すんちゃんはイス1脚を占領して丸まり寝。
マツ子さん、雨のお散歩帰り
matsuko.jpg
とんちゃん、肉球
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すんちゃん、寝
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さつま芋餡のまんじゅうとつぶ餡のよもぎまんじゅう、それとお煎茶を注文した。ホカホカのお饅頭は生地がモチモチしていて美味しいし、お茶もポットに入ってたっぷりいただける。そして古い民家な雰囲気の中、猫がそこらをそろりそろり歩いていたり、丸くなって寝ていたりする。こうなると自分たちのペースもゆっくりになってきて、気が付けば視線定まらずぽけーっとしてしまうこともしばしば。「ほわっ、今何話してたっけ?」という具合で。
あまりに時間の流れがゆっくりで、何のために集合したのかも分からなくなってしまいそう。そうだそうだ、曲選びだ、ということでお互いが選んできた曲を聴きっこ。私の選曲CDは1曲には絞りきれず結局17曲のアルバム並みに。
「それだけでうれしい」 (THEBOOM&矢野顕子)
「釣りに行こう」 (THEBOOM&矢野顕子)
「1時間」 (ハンバートハンバート)
「悲しくてやりきれない」 (ザ・フォーク・クルセイダーズ)
「言葉はさんかく こころは四角 TRIANGL」 (くるり)
このあたりのどれかになりそうかなあ。あとは私がギター弾けるかどうかだなあ。ふいー。不安半分楽しみ半分。それにしても「悲しくてやりきれない」がやけにいいね、と何度も聴いてしまった。
帰りに、まだ時間もあるしゆっくり楽しんでまいりましょうと話しながら、友達に「ギターとの蜜月を楽しんで」と言われる。いやあ、ほんとに久しぶりすぎだから「ギターさん、改めてよろしく」という感じで、ギター構えると照れさえもする有様・・・。

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ギターと仲直り

気が付けばギター練習をさぼり始めて早半年ほど。部屋の片隅にポツンと佇むギターはだんだんと哀愁を帯び、そのいたいけな姿が目に入るたびに「ごめん・・・」といたたまれぬ気持ちになっていた。そんな折りも折、友達より「夏の終りごろに友達同士でライブをやるんだけど、久しぶりにギター弾いてみない?」とのメール。おおう、復活のキッカケ到来!?
上達せぬままにもう半年もギター練習さぼってるし、友達同士のといえどもいきなりライブというのはどうなんだろう?と思ったが、これをキッカケに見て見ぬふりしてしまっているあの子(ギター)とふたたび真正面からちゃんと向き合いたい・・・!と思い、参加させてもらうことにした。友達のボーカルのギター伴奏として2曲ほど弾かせてもらうのだが、今は曲を探し中。
昨晩もあれこれ弾けそうな曲を探していた。そうしたらだんだんと楽しくなってきて、本来の目的を忘れ、電気グルーヴや、スチャダラパー、グループ魂など、到底ライブじゃ出来そうにない曲ばかりちょこちょこ聞いて盛り上がってしまった。早く曲を決めなくてならぬのに・・・。
そして、今日はほんとに久しぶりにギターを弾いた。ギターを構える前にはヒシと抱きしめて「これまでゴメン」と謝った。やっぱり長いブランクにつっかえながらの演奏だったけど楽しかった。たぶんあの子は許してくれた。ぎこちなく仲直り。
誘ってくれたお友達にご迷惑をかけぬよう、ギターともっとアッツアツな関係になれるよう、がんばろう。

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お助けメール

読書生活。のろのろながらも、なんやかんや読んでおります。森見さんの「太陽の塔」を読み返したり、手塚治虫の「火の鳥」をつまみ読みしたり、yomyomをつまみ読みしたり。
で、後輩とヴィレッジヴァンガードに行ったときに、なんとなく探していた「まんがで読破 人間失格」があったので購入。その晩に読んだ。
ずっしーん。人間恐怖!
絵が不気味ですごくよい。顔がのっぺらぼうの人間がものすごく怖い。ヨシ子さんがのっぺらぼうになるシーンはとくに怖い。でも、なぜか笑ってしまうシーンもあって、ほんとは欲しくないのにお父さんを怒らせてはいけないとおみやげにシシマイが欲しいとお願いした葉蔵くんに、お父さんが意気揚々と買ってきたシシマイを「ほぅら!!」とカパカパして見せるシーンなんかは、絵の効果もあって哀しくなりつつも笑ってしまった。
最後の「廃人」「いまの自分には幸福も不幸もありません」「ただいっさいは過ぎて行きます」のページが頭にこびり付いて「ふぇぇ~」となった状態で眠りについた。
翌朝、後輩との待ち合わせ場所に向かう電車の中で、なぜか再び読んでしまう私。で、また「ふぇぇ~」となる。後輩と会えば「ふぇぇ~」もすっかり忘れてワーッと遊んでいたのだが、ふとカバンの中に「人間失格」の背表紙を見つけ、ほんのり「ふぇぇ~」となったりして。
このままだとなぜか毎日読んでしまって「ふぇぇ~」となるのかしら?!とぷるぷる怯えていたところに(ちょっと大げさに書いてますけど)、タイミングよく友人よりお助けメール! 「『東京バンドワゴン』は読みましたか?心温まりますよ」と。これは「ふぇぇ~」はいったん休憩しましょうね、ということだ!と、早速帰りに本屋に立ち寄り『東京バンドワゴン』を購入したのは言うまでもなく。あと、友達のブログで紹介されていた瀬尾まいこさんの『優しい音楽』も購入なり。

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後輩と東京めぐり

3日~5日は大阪お勤め時代の後輩(京都で再会した後輩の先輩にあたる後輩ちゃん)が東京にやってきたので一緒に遊んできました。なんと弟さんが東京に住んでいるそうで(そうだったのね!)、そちらにご宿泊とのこと。
3日は後輩ご希望の六本木。六本木ヒルズ&東京ミッドタウンをみっちり巡った。
六本木ヒルズは5周年ということでスカイデッキがオープン中。夕方にはお天気も回復したので登ってきました!
六本木ヒルズの写真

www.flickr.com

やっぱり新宿方面の高層ビル群がすごい。大きな雲がグイグイ動く空模様に釘付けになり、夕陽でオレンジに染まるデッキに(刑事ドラマに出てきそう)はしゃいだ。
ミッドタウンでは2度目のとらやさん「唐長展」を見てきた。行灯は桜から千鳥に変わっており、桜のときとはまた違って愛らしさも加わっていた。やっぱり綺麗。今回は前回の店長さんではなく、(おそらく)副店長さんがご案内してくださった。またいろいろと丁寧に教えてくださってありがたかった。「これは内部資料になるんですが・・・」と、展示されている作品の文様と地色とのせ色が掲載されたリストまでいただいてしまう。
そんなことでヒルズ&ミッドタウンを満喫するも、ふとしたときに頭に浮かぶのは一人の女性のお顔。後輩が持ってきていた写真の中のお一人。
大阪お勤め当時、部署の女子のみなさんで志摩スペイン村に行った。そのときに撮った写真なのだが、お一人どうしてもハッキリと思い出せない方がいる。二人してウンウンと悩んだのだが思い出せない・・・。私はお顔(笑顔をとくに)は覚えているのだが、後輩にいたっては「顔も記憶にないんです・・・」と言う。それは「この方は一体どなたなんだ」と気になっていたことだろう。
おそらく浜松で同じ仕事をしていた方だろうと思っている。ああ、気になる、とても気になる。あの笑顔のキュートな方。ちょっと超久しぶりに先輩にメールしてみようかな。
2日目は、谷中根津散歩(これは私の希望)と下北沢と渋谷でショッピング。
朝10時に集合して根津神社に向かったのだが、すでに相当の人だかり・・・。やはりそうだよねぇ・・・。つつじも約半分散っており少し残念ではあったけど、つつじ苑の上からの眺めは「おおお!」と思った。
「根津のたいやき」は長蛇の列だったので残念ながらあきらめて、谷中銀座をブラブラと通って散策終了。谷中根津はお散歩に最高だなあ。めっぽう気に入った。また、じっくりとお散歩に行ってやろう。小さな路地も入りまくってやろう。根津神社もみっちり巡ってやろう。
その後は後輩の希望で下北へ。私は下北にはお芝居を見に行くくらいなので、あまり詳しくご案内できず・・・。でも、ヴィレッジヴァンガードはすごく気に入ってくれて、自分用におみやげにといろいろ買い物していた。その中に「∞プチプチ」があったのだが、あとでお茶しているときによく見てみたら「∞プチプチ ぷち萌え」ってなっていてしばし騒然となる。パッケージには「プチプチしないとおねだりしてくる!!」とある。ほっほう。後輩も動揺していたけれど最終的には「いい思い出になります」と言っていたと思う・・・いや、私が「旅のいい思い出やね」とムリやりまとめたのだっけ・・・(笑)。もう試してみたのだろか。聞いてみなくちゃー。
その後は、渋谷に戻ってショッピング。梅雨時期にむけておしゃれ長靴が欲しいということで、ウィンドウショッピングしながら探し求める。洋服などのお買い物はいつももっぱら一人だけど、おなご同士で「これいいね、あれいいね」というのもやっぱり楽しいもんだなあ!
3日目は、ICCで開催している「オープン・スペース 2008」へ。これは楽しい。おもしろくてかっこいい作品がいっぱい。
まずは「計算の庭」。数字が書かれたカードをつけて庭に入り、計算式が記された6つのゲートをくぐり計算を重ね、73になったらゴールできるというもの。最初の数字カードを選んでとりあえず適当に何個かのゲートをくぐり、「いざ73に!」とゴール目指し考えたけど、難しい・・・。私は73になって無事庭から出られるのだろうか、もう「私は73にはなれませんっ!」と柵を飛び越え泣きながら脱走か?とくじけかけたけど、なんとかゴールできた。11分かかって17回もゲートをくぐって・・・。あー、ダメだー。けど、おもしろいー。再びチャレンジしたが11回もゲートをくぐった。でも、時間は2分。最後は「+5」と「-4」を繰り返して「1」を足して帳尻あわせしてだけど・・・。
余談:家でだんなさんにやってみてもらったら、4回でゴールしやった。かしこ!
しかし、どれもこれもおもしろい作品。見るだけでなくて遊べる作品が多いので楽しい。TENORI-ONでちょいと作曲もしたった!一番気に入ったのは「ジャグラー」という作品。このときは一人だったので思わず「すごー!わははは!」と笑ってしまったら、大学生らしきカップルが入ってきて赤面した。けど、暗かったからバレてないと思う。
こちらの展示は来年の3月8日までやっているので、だんなさんと一緒にまた遊びに行こう。楽しみ。
最後は銀座巡り。昨日から探し求めていたおしゃれ長靴も見つかり、おまけにもう一つどこまでもズンズン歩いてゆけそうなおしゃれスニーカーも見つかり、旅の最後でガンガンきてた模様。波に乗って私もスニーカー買ってしもた。お互いによかったよかった!
ちょっと天気がイマイチだったけど、六本木に谷中にショッピングにおもしろかっこいい展示にと3日間たっっぷり遊びました。また遊びに来てくれるといいな。

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