掛取万歳!

雲助師匠の掛取万歳が聞きたくて鈴本演芸場へ行くことにした。鈴本は飲食自由だからと松坂屋の地下でいなり寿司と海苔巻きを買った。この時点でもうだいぶ楽しい気分♪

ちょうど扇辰師匠が高座に上がったところだった。かっこいいなあ、扇辰師匠!高座姿も声もかっこいい!ネタは紋三郎稲荷。初めて聞きました。なりゆきで笠間のお狐様として松戸宿に入った平馬が、「おこわや油揚げは狐の初心者が食べるもので、わしぐらいになると…」とぜいたくな料理ばかり注文するくだりがおかしかったー。

はん治さんも初めて高座を拝見させていただいた。一目見て和んでしまった…!思わずニコニコしてしまう。ネタは「ぼやき酒屋」で元は三枝さんの新作なんだそう(いま調べてみた)。ほろ酔いでなんだかんだと冗談混じりでぼやく様子がおもしろくて、2時間くらいグダグダ続いても聞いていられそうだった。

そして、楽しみにしていた雲助師匠の掛取万歳。最高でした!!!狂歌、喧嘩、芝居、三河万歳、どれも思わず拍手してしまう素晴らしさ!感嘆!爆笑!感嘆!爆笑!もう大忙しでした。落語で笑いすぎて出た涙量ベスト3に入るんじゃないかと思う。芝居好きの番頭さんが上使になりきって入っていくところが特に好き。あのノリの良さ見習いたい。この噺みたいに「乗っかったもんはしょうがねぇ。まるめこまれてやるか」ってのが罷り通ったりもする世の中、いいなあ。緞帳が降り切るまで、「ありがとうございました」と何回も頭を下げる雲助師匠に、「こちらこそ、こんな楽しい時間をありがとうございました!」とめいっぱい拍手した。あー、満ち足りた!

次、鈴本に行くときには、紙切りのお題をいくつか考えて行こう。

『鈴本演芸場 12月上夜席』
入船亭扇辰 「紋三郎稲荷」
柳家紫文 三味線漫談
柳家はん治 「ぼやき酒屋」
林家二楽 紙切り
五街道雲助 「掛取万歳」

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