事務所の近くに廃校になった中学校を改修した「3331」というアートスペース出来た。今はまだプレオープン中で今月26日に正式オープンされるそう。
少し前にお昼ごはんを食べたあとに寄り道したのだけど、教室を利用していろんな展示がされてたり、雑貨が売られていたり、会社が入っていたり、カフェがあったり、もう楽しすぎ!こんな施設が会社の近くに出来ただなんてなんと喜ばしいことかと。
で、そのときに「江戸の技・江戸の味 -東京下町に生きる庶民文化の伝統-」という講座が毎週月曜日の夜に開催されていることを知って、さっそく今日行ってみた。
今日は、浅草合羽橋にあるどじょうのお店「飯田屋」の四代目のご主人が講師。お話を簡単ではありますが、まとめてみました。
・どじょうの薬効
古来より「うなぎ一匹、どじょう一匹」と言われているように、どじょうの栄養価はとても高い。カルシウムが豊富。精力がつく。昔は吉原のお客さんが行きに帰りにとどじょうを食べて精力を付けた。どじょう汁をつまみにお酒を飲むと悪酔いしない。どじょうってすごいのね。
・どじょうの歴史
縄文時代からどじょうは食べられていた。文献にはじめて登場するのは室町時代。江戸時代に入って美味しい食べ物としてどじょうが認められた。
・お店のメニュー紹介
どじょう汁、どじょう鍋、ほねぬき鍋、柳川鍋、どじょうの蒲焼、どじょうのから揚げ。お昼の人気メニューは、どじょう汁とごはんと小鉢とおしんこのセット、お値段600円!
メニューにはないけれど「地獄鍋」というのがある。どじょうと豆腐を一緒に煮込むと、どじょうが熱さから逃れようと豆腐に潜り込むが、豆腐の中で煮えてしまって、どじょう入りの豆腐が出来上がるという料理。わお!
・割り下のお話
割り下が基本。これで味が決まる。
ご主人がお仲間さんと結成している「継旦連」で分析した話。江戸前には大きく分けて「しょっぱい」と「あまからい」の2つの味がある。江戸の町は「職人の町」と「商人の町」がはっきり分かれていた。当然、暮らしぶりも違ってくるし、味の好みも違ってくる。職人は体をよく動かすので「しょっぱい」のを、商人は「あまからい」のを好み、味が二分化されたのではないか。どじょうのお店は数が減って今は5件ほどだが、それぞれ「しょっぱい」「あまからい」に分けられそうだ。
・料理人は職人か商人か
味にとことんこだわる職人的なお店もあるが、どちらかという商人ではないか。お料理は見た目も重要だけど、やはり食べもらわないといけない。お店を選んでもらって、美味しくいただいてもらうためには、おもてなしの心、お店の雰囲気作りがとても重要。
・浅草でどじょうの味を伝えていくということ
家業であることの素晴らしさ。身体にしみついた味。それを代々伝えていかなければならない。浅草の人は浅草が大好きだから、地方からいらしたお客様にも浅草を大好きになって帰ってもらいたい。浅草のお店全体が盛り上がるように、美味しいどじょう料理を伝承していく。
このようなお話でした。とても面白かった!お話を聞きながらノートにメモするのも、久しぶりの授業時間のようでテンション上がった。何より今は「とにかくどじょうが食べたい!!」それに尽きます。飯田屋さんでどじょうを食べたいー!
次回はべっ甲細工師の磯貝さんが講師。楽しみだなあ!
私も池尻大橋の廃校のスペースに行ったことがありますが
学校の感じが面白かったです。
http://www.r-school.net/
どじょう講座、いいな~
何その施設!何その講座!
ものっすごい羨ましいわー!!
仕事帰りにフラッと寄れるなんて最高だね~。
ヒロシさん:
ものづくり学校と似たような感じっぽいです。
3331も学校の感じ残ってます。
このあとも、お寿司、蕎麦、江戸小紋などなど続きます!
楽しみ~。
ムギさん:
もう最高ですよー!
いい気分転換になるしね~。
屋上にはレンタル菜園も出来るそうで、ご予算合えば借りたいなあって思ってます!