次はやれる気がする

シベリア少女鉄道「ここでキスして。」紀伊國屋サザンシアター
初シベリア少女鉄道です。
どんな急展開が起こるのか?!
 敏腕若女将:内田慈
 親切な板前:横溝茂雄
 新米の仲居(めぐみちゃん):篠塚茜
 旅館の旦那:藤原幹雄
 代議士先生:前畑陽平
 先生の息子:吉田友則
 金髪の女性客:出来恵美
あらすじは上手にまとめられないので、「しのぶの演劇レビュー」をご覧いただければと思います。


最初は、旅館の旦那役の藤原さん、先生の息子役の吉田さんのなんともウソくさい演技に「この人たちはいつもこうなのか、それとも今回のお芝居に合わせてわざとこうなのか」と、とまどってしまってなかなかなじめず。でも、訳あって別れてしまった元恋人同士の先生の息子と仲居のめぐみちゃんをくっつけようと、若女将と板前さんが嘘をどんどん塗り重ねながらドタバタ翻弄するあたりから、グングンおもしろくなっていった。
途中、仲居のめぐみちゃんがロボットみたいなしゃべり方をすることが数回あって、これは後半の急展開への伏線なのかなあと思いつつ、そのときを待った。
そして、「ビーコン ビーコン」と警報がなって・・・
おおっ!これか!これか!キタ!キター!
・・・キタけど・・・ネタが・・・わからんよ・・・
しばらくして、

仲居めぐみちゃんと代議士先生は普通だけど、他の人たちが制御不能状態になって、セリフを話しても話す相手と違うとこ向いていたり、2階に行かなくちゃいけないのにその場でグルグル回ったりする。それを、めぐみちゃんと代議士先生が、なんとかストーリーを成立させようと制御不能状態な人たちを動かしたり、小道具持たせたりしてがんばる

ということなんだなと、設定は理解。
最後は、ストーリー展開はめちゃくちゃながら、元恋人同士だっためぐみちゃんと先生の息子はめでたく二人で旅立つことができて、めでたしめでたし?だった。
これはお芝居っていうか、壮大なコントって言うと失礼なのかなあ。
急展開のときのドキドキ感がとてもいい。
今までに観たことないもん観た!と思った。
前半の演技のウソくささも、結果的には関係ないというか、かえってそのほうがいいのかも?と思った。
ただ、急展開後、「元ネタが分からない!みんな結構笑ってる・・・。なんなん?なんなん?」と動揺してしまって、急展開を楽しみきれなかった自分に残念。
家路に着いてから、作・演出の土屋さんの日記を読んで、「ああ、観に行く前にそれを言ってくれてたら、私もここまで動揺せんですんだかもしれん~」と心の中で土屋さんに訴えました。(笑)
でも、次は楽しめる気がする。
余談を2つ。
賛同いただけないかもしれないけれど、横溝茂雄さんは声がえなりかずきに似てないかしら?板前さん役ということで白い板前服を着ていたせいもあってかなあ。(幸楽のえなりと重なる)
でも(でも、と言うのもおかしいけれど)、横溝さん好きでした。
内田慈さんは、内田滋さんとお名前が似ていてややこいね~。

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